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五酸化リン

ReagentPlus^®, 99%

• 別名: 無水リン酸, 酸化リン(V)
• 化学式: P₂O₅
• CAS番号: 1314-56-3
• 分子量: 141.94
• EC Number: 215-236-1
• UNSPSCコード: 12352303
• PubChem Substance ID: 24852847
• NACRES: NA.21

特性

• 蒸気密度: 4.9 (vs air)
• 品質水準: 100
• 蒸気圧: 1 mmHg ( 384 °C); 10 mmHg ( 238 °C)
• 製品種目: ReagentPlus^®
• アッセイ: 99%
• 形状: powder
• pH: 1.5 (20 °C, 10 g/L)
• mp: 340 °C (lit.)
• 密度: 2.3 g/mL at 25 °C (lit.)
• 微量陽イオン: As: ≤100 mg/kg; Fe: ≤100 mg/kg; heavy metals (as Pb): ≤0.02%
• SMILES記法: O=P12OP3(=O)OP(=O)(O1)OP(=O)(O2)O3
• InChI: 1S/O10P4/c1-11-5-12(2)8-13(3,6-11)10-14(4,7-11)9-12
• InChI Key: YWEUIGNSBFLMFL-UHFFFAOYSA-N

詳細

詳細

五酸化リンはリンと空気を反応させて得られる潮解性化合物です。一般的に有機合成において脱水剤や縮合剤として用いられます。

アプリケーション

ハロゲン化テトラブチルアンモニウムの脱ハロゲンに用いられる脱水剤です。

ハロゲン化ヘテロアリール化合物生成プロセス

五塩化リンはクロマトグラフ分析で移動相として用いられる1-メチル-2-ピロリジノン（NMP）の真空蒸留のために用いられています。

七酸化二塩素 （Cl₂O₇)および遷移金属リン化物類（Ni₂P、Co₂PおよびMoP）の合成における反応化合物の1つとして使われることもあります。アルミナ上に支持されたP₂O₅は、溶媒フリーの、マイクロ波による1,5-ベンゾジアゼピン類似物の調製に用いることができます。P₂O₅/KX（Xは臭素、ヨウ素）試薬システムはアルコールを相当するヨウ化アルキルや臭化アルキルに変換するために使われることがあります。

五酸化リン／メタンスルホン酸は以下の縮合剤や合成用溶剤として用いられます：

• 3,3′-ジヒドロキシベンジジン二塩酸塩のフェニルエーテル構造を含む芳香族ジカルボン酸のダイレクト重縮合を経由した高分子量ポリ（ベンゾキシアゾール）類。
• 4-（4′-フェノキシフェノキシ）安息香酸のダイレクト自己重縮合を経由した芳香族ポリ（フェニレンエーテルエーテルケトン）類。イソフタル酸と1,2-ジアミノベンゼンの反応による
• 1,3-1H-ジベンズイミダゾール-ベンゼン。

法的情報

ReagentPlus is a registered trademark of Merck KGaA, Darmstadt, Germany

安全性情報

• ピクトグラム: GHS05
• シグナルワード: Danger
• 危険有害性情報: H314
• 注意書き: P260 - P280 - P303 + P361 + P353 - P304 + P340 + P310 - P305 + P351 + P338 - P363
• 危険有害性の分類: Eye Dam. 1 - Skin Corr. 1A
• 補足的ハザード: EUH014
• 保管分類コード: 8B - Non-combustible corrosive hazardous materials
• WGK: WGK 1
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Faceshields, Gloves, type P3 (EN 143) respirator cartridges