F2456

フルオロセイン(遊離酸)

Dye content 95%, Powder

• 実験式（ヒル表記法）: C₂₀H₁₂O₅
• CAS番号: 2321-07-5
• 分子量: 332.31
• カラーインデックス番号: 45350:1
• Beilstein: 94324
• EC Number: 219-031-8
• MDL番号: MFCD00005050
• UNSPSCコード: 12171500
• PubChem Substance ID: 24894822
• NACRES: NA.47

特性

• 製品名: フルオロセイン(遊離酸), Dye content 95 %
• フォーム: powder
• 品質水準: 200
• 組成: Dye content, 95%
• テクニック: titration: suitable
• 色: orange to red-brown
• mp: 320 °C (lit.)
• λmax: 496 nm
• &ε; （減衰係数）: ≥12000 at 282-286 nm; ≥39000 at 236-240 nm; ≥70000 at 488-492 nm
• アプリケーション: diagnostic assay manufacturing; hematology; histology
• 保管温度: room temp
• SMILES記法: Oc1ccc2c(Oc3cc(O)ccc3C24OC(=O)c5ccccc45)c1
• InChI: 1S/C20H12O5/c21-11-5-7-15-17(9-11)24-18-10-12(22)6-8-16(18)20(15)14-4-2-1-3-13(14)19(23)25-20/h1-10,21-22H
• InChI Key: GNBHRKFJIUUOQI-UHFFFAOYSA-N

詳細

詳細

フルオレセイン（遊離酸、C.I. 45350）はキサンテン色素です。[1]フルオレセイン（遊離酸）分子は2つの部分に分けられます。一方にフルオロフォアとして働くキサンテン部分が含まれ、もう一方に蛍光制御部分であるベンゼン部分があります。

アプリケーション

フルオレセイン（遊離酸）は、多くの生細胞や組織の蛍光染色および追跡用として広く使用されています。毛細胆管の運動性を研究するマーカーにも適しています。臨床応用としては、眼表面の評価や、悪性神経膠腫の正確な外科的切除のための、血液脳関門を欠く脳領域の輪郭評価などがあります。フルオレセイン血管造影は、網膜の血液供給変化の観察に有用です。またフルオレセインは、サケの腸透過性を分析する生理学的トレーサーとしても機能し（Schep et al., 1998）、さらに眼房水の流れの蛍光光度測定にも使用されます。量子収量標準として広く採用されています。

フルオレセイン（遊離酸）は、網膜撮像において染色剤として使用されています。[2]

安全性情報

• ピクトグラム: GHS07
• シグナルワード: Warning
• 危険有害性情報: H319
• 注意書き: P305 + P351 + P338
• 危険有害性の分類: Eye Irrit. 2
• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, type N95 (US)