SML0911

TAK-779

≥98% (HPLC)

• 別名: N,N-ジメチル-N-[4-[[[2-(4-メチルフェニル)-6,7-ジヒドロ-5H-ベンゾヘプタン-8-イル]カルボニル]アミノ]ベンジル]テトラヒドロ-2H-ピラン-4-アミニウムクロリド, TAK-799, Takeda 779
• 実験式（ヒル表記法）: C₃₃H₃₉ClN₂O₂
• CAS番号: 229005-80-5
• 分子量: 531.13
• UNSPSCコード: 51111800
• NACRES: NA.77

特性

• 品質水準: 100
• アッセイ: ≥98% (HPLC)
• フォーム: powder
• 色: white to beige
• 溶解性: H₂O: 3 mg/mL, clear (warmed)
• 保管温度: 2-8°C
• SMILES記法: Cl.[N+](C5CCOCC5)(Cc1ccc(cc1)\N=C(/[O-])\C2=Cc3c(ccc(c3)c4ccc(cc4)C)CCC2)(C)C
• InChI: 1S/C33H38N2O2.ClH/c1-24-7-11-27(12-8-24)28-14-13-26-5-4-6-29(22-30(26)21-28)33(36)34-31-15-9-25(10-16-31)23-35(2,3)32-17-19-37-20-18-32;/h7-16,21-22,32H,4-6,17-20,23H2,1-3H3;1H
• InChI Key: VDALIBWXVQVFGZ-UHFFFAOYSA-N

詳細

アプリケーション

TAK-779は、ナチュラルキラー（NK）細胞傷害性アッセイにおけるin vitroでのCCケモカインリガンド5（CCL5）– C-Cケモカイン受容体5型（CCR5）の相互作用の阻害に使用されています。 影響を検討するために、及びヒト免疫不全ウイルス（HIV）感染者から分離した末梢血単核細胞（PBMC）上のPanx-1チャネルの開放を評価するために、CCR5の遮断薬としても使用されています。

生物化学的／生理学的作用

TAK-779は、C-Cケモカイン受容体5型（CCR5）を遮断することで、ヒト免疫不全ウイルス（HIV）の侵入を阻害します。また、T-ヘルパー1細胞がプラークに入らないようにすることで、アテローム性動脈硬化病変の形成も阻害します。TAK-779には、抗免疫原性特性があります。関節炎モデルでは、CCR5-及びケモカイン（C-X-Cモチーフ）受容体3（CXCR3）陽性T細胞の炎症関節への流入を予防できました。マウスでは、TTAK-779は局所脳虚血から脳を保護します。

TAK-779は、ケモカイン受容体C-C ケモカイン受容体2型（CCR2）及びC-Cケモカイン受容体5型（CCR5）における強力なデュアルアンタゴニストであり、CCR5ではIC⁵⁰ = 1.4 nM、CCR2では2.3 nMです。TAK-779などのCCR2及びCCR5のアンタゴニストは、ウイルス、関節リウマチ、多発性硬化症、及び癌の治療に関して検討されています。HIVの細胞への侵入には、ケモカイン共受容体CCR5及びC-X-Cモチーフケモカイン受容体4（CXCR4）が必要なため、CCR5は、特に抗HIV療法の標的とされています。

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable