SML0190

ML133 塩酸塩

≥95% (HPLC)

• 別名: 1-(4-メトキシフェニル)-N-(ナフタレン-1-イルメチル)メタンアミン 塩酸塩, CID 781301 塩酸塩, N-(4-メトキシベンジル)-1-(ナフタレン-1-イル)メタンアミン 塩酸塩, SID 85281105 塩酸塩, VU0404943-1 塩酸塩
• 実験式（ヒル表記法）: C₁₉H₁₉NO · HCl
• CAS番号: 1222781-70-5
• 分子量: 313.82
• MDL番号: MFCD20921521
• UNSPSCコード: 12352200
• PubChem Substance ID: 329825217
• NACRES: NA.77

特性

• アッセイ: ≥95% (HPLC)
• フォーム: powder
• 保管条件: desiccated
• 色: white to tan
• 溶解性: DMSO: ≥10 mg/mL
• 保管温度: 2-8°C
• SMILES記法: Cl.COc1ccc(CNCc2cccc3ccccc23)cc1
• InChI: 1S/C19H19NO.ClH/c1-21-18-11-9-15(10-12-18)13-20-14-17-7-4-6-16-5-2-3-8-19(16)17;/h2-12,20H,13-14H2,1H3;1H
• InChI Key: NGQIBUUFXDPHKT-UHFFFAOYSA-N

詳細

アプリケーション

ML133塩酸塩は、カリウムチャネルの機能に関与する細胞シグナル伝達の研究に使用できます。

ML133塩酸塩は、歯状回（DG）顆粒細胞における内向き整流性カリウムチャネル（Kir2ファミリー）による膜興奮性の制御を検討するためのKir2.1ブロッカーとして使用されています。また、皮質神経活性に対するKir2の影響を検討するためにも使用されています。

生物化学的／生理学的作用

Kir2ファミリーチャネルインヒビター

ML133塩酸塩は、内向き整流(IRK, KCNJ)カリウムチャネルのKir2ファミリーに対する選択的インヒビターです。ML133は、pH 7.4におけるIC₅₀値が1.8 μM、pH 8.5おけるIC₅₀値が290 nMでKir2.1を阻害します。他のKir2ファミリーチャネルに対してわずかな選択性を示しますが、Kir1.1に対する効果はなく(IC₅₀ > 300 μM)、Kir4.1(76 μM)やKir7.1(33 μM)に対する活性も弱いことから、ML133は、これまで報告されたKirファミリーの低分子インヒビターの中で、最も選択性が高い化合物とされています。また、hERGをはじめGPCRs、イオンチャネル、トランスポーターの大パネルでも、適度の選択性が確認されています。

特徴および利点

本化合物は、Handbook of Receptor Classification and Signal Transductionのカリウムチャネルのページに掲載されています。ハンドブックのその他のページをご覧になるには、ここをクリックしてください。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS05,GHS07,GHS09
• シグナルワード: Danger
• 危険有害性情報: H302,H315,H318,H335,H400
• 注意書き: P273 - P280 - P301 + P312 + P330 - P302 + P352 - P305 + P351 + P338 + P310
• 危険有害性の分類: Acute Tox. 4 Oral - Aquatic Acute 1 - Eye Dam. 1 - Skin Irrit. 2 - STOT SE 3
• ターゲットの組織: Respiratory system
• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable