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Merck

E6126

Sigma-Aldrich

エノラーゼ パン酵母(S. cerevisiae種)由来

lyophilized powder, ≥50 units/mg protein

別名:

2-ホスホ-D-グリセリン酸ヒドロリアーゼ, ホスホピルビン酸ヒドラターゼ

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About This Item

CAS番号:
Enzyme Commission number:
EC Number:
MDL番号:
UNSPSCコード:
12352204
NACRES:
NA.54

形状

lyophilized powder

比活性

≥50 units/mg protein

分子量

93 kDa

組成

Protein, 50-80% modified Warburg-Christian

溶解性

15 mM Tris HCl, pH 7.4: soluble 1.0 mg/mL, clear

保管温度

−20°C

詳細

エノラーゼ(2-ホスホグリセリン酸ヒドラターゼ)は、細胞質酵素です。この細胞質ゾルの金属酵素は、哺乳動物における3つの相同遺伝子によりコードされています。パン酵母から得られたエノラーゼは、2つの結合性Mg2+イオンを含むホモダイマーです。′本ペプチドは436アミノ酸から成り、1つのシステイン残基を有し、分子量は93 kDaです。活性部位の構成要素のうち2つには、His191とArg414があります。エノラーゼは、古細菌、細菌および真核生物にみられます。

アプリケーション

ELISA実行中に使用する抗原性薬剤として、Sigma社の酵素が使用されています。この研究ではヒト顆粒状タンパクを使用して、原発性硬化性胆管炎患者のカタラーゼとα-エノラーゼに抗する自己抗体の同定と特性評価を行っています。 同タンパクを使用して、温度および変性剤により誘発される酵母エノラーゼの変性をフーリエ変換赤外分光法を用いて調べました。 また、他のタンパクも用いて勾配クロマトフォーカシング質量分析分析法(タンパク分析の新規手段)での研究を行いました。
パン酵母から得られたエノラーゼは、全身性カンジダ症に対する防御において、低い病原性のCandida albicans(鵞口瘡カンジダ)株により誘導される抗体反応の寄与を調べるための研究に使用されています。また、パン酵母から得られたエノラーゼは、エノラーゼによる触媒作用における金属イオンの役割を調べる研究にも使用されています。
パン酵母(S. cerevisiae)から得られたエノラーゼは、ホスホグリセリン酸ムターゼ(PGM)酵素アッセイのためのアッセイ緩衝液中の栄養補助剤として使用されています。′

生物化学的/生理学的作用

エノラーゼは、解糖および糖新生において重要な役割を果たします。哺乳動物細胞の核内に認められるエノラーゼは、遺伝子の転写調節において重要な役割を果たしており、形態変換と細胞増殖に関与しています。
酵母エノラーゼに存在するリン酸化チロシン残基は、チロシンタンパクキナーゼによるリン酸化のための基質として機能します。 Mg2+以外にも、この酵素はZn2+、Mn2+、Cd2+によって活性化されます。
エノラーゼは、2-ホスホグリセリン酸からホスホエノールピルビン酸への相互変換を触媒する金属酵素です。エノラーゼは、解糖系と糖新生作用の両方に不可欠です。

単位の定義

1ユニットは、pH 7.4、25°C、1分間で、1.0 μmolの2-ホスホグリセリン酸をホスホ(エノール)ピルビン酸に変換する酵素量です。

物理的形状

凍結乾燥品(Trisバッファ-塩を含有)

保管分類コード

11 - Combustible Solids

WGK

WGK 3

引火点(°F)

Not applicable

引火点(℃)

Not applicable

個人用保護具 (PPE)

Eyeshields, Gloves, type N95 (US)


適用法令

試験研究用途を考慮した関連法令を主に挙げております。化学物質以外については、一部の情報のみ提供しています。 製品を安全かつ合法的に使用することは、使用者の義務です。最新情報により修正される場合があります。WEBの反映には時間を要することがあるため、適宜SDSをご参照ください。

Jan Code

E6126-BULK:
E6126-12.5KU:
E6126-VAR:
E6126-500UN:
E6126-5KU:
E6126-2.5KU:


試験成績書(COA)

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Zhang Y, et al.
The Journal of biological chemistry, 279(35), 37185-37190 (2004)
Thermal, chemical and chemothermal denaturation of yeast enolase.
Huang, Ping, and Aichun Dong.
Spectroscopy: An International Journal, 17(2), 453-467 (2003)
Boyer, P. D.
The Enzymes, 5(3), 499-538 (1971)

ライフサイエンス、有機合成、材料科学、クロマトグラフィー、分析など、あらゆる分野の研究に経験のあるメンバーがおります。.

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