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サステナビリティと社会的責任従業員と地域社会のエンゲージメント

従業員と地域社会のエンゲージメント

従業員と地域社会のエンゲージメント

私たちは、次世代の科学者の好奇心に刺激を与えながら、世界中の人々の健康の実現を促進させることに尽力しています。これを実現するために、科学教育や世界中の人々の科学へのアクセス向上、科学的研究の分野に対して慈善活動への投資を行っています。同時に、従業員のさまざまな才能と専門知識を活用し、スキルベースのグローバルなボランティアプログラムであるSPARK™を通して、地域社会に還元しています。また、Curiosity Labs®Curiosity Labs® at HomeおよびCuriosity Cubeは、科学的な探究心を行動に移す体験型のインタラクティブな授業を世界中の子どもたちに提供する独自のプログラムです。

私たちのプログラムは開始以来、多様性、平等性、インクルージョンの原則をモデルにしてきました。私たちは、特に科学において圧倒的に数が少ない人々(有色人種、女性など)について、平等性とインクルージョンを重視しています。その一つとして、教育支援プログラムにおける多様なリーダーとボランティアを通じて、この行動のモデル化に努めています。多様なボランティアが、それぞれの地域社会で、実際の科学者の姿を子どもたちに見せる活動を行うことを目指しています。子どもたちに、彼らと同じような外見の世界中の科学者が、よりよい明日を創ろうと努力していることを示すことで、刺激を与えたいと考えています。

SPARK™

ライフサイエンス・ビジネスの従業員は、地域社会に変化をもたらす自らの仕事に誇りを持って取り組んでいます。この情熱と目的からSPARK™が生まれました。このプログラムは、世界各地の従業員がスキルベースか非スキルベースを問わず、ボランティア活動を通して恩返しをするという理念を共有する、世界初の大規模な従業員参加型ボランティアプログラムです。SPARK™を通して、従業員が9万3,400時間を超えるボランティア活動に取り組み、41カ国で数千にものぼるイベントを開催し、約25万9,000人の子どもたちの心を捉えています。

従業員主導のSPARK™の活動内容: 

Curiosity Labs®

私たちが最重点を置くCuriosity Labs®プログラムでは、訓練を受けたライフサイエンス・ビジネスの従業員が、子どもたちが探求したり、疑問をもったり、質問したりすることができるインタラクティブな体験型科学教室を開講することによって、世界中の子どもたちに教育とひらめきを提供します。私たちは先生と協力して、現在の授業内容を補完、補強するような授業を行います。これらの授業では、科学原理を実際の世界の概念や課題に応用して、子どもたちを指導します。さらに、必要な材料や器具はすべて私たちが提供します。

2016年以降、Curiosity Labs®プログラムは、25カ国で4万5,500人以上の子どもたちに利用されています。参加した子どもたちの感想について、以下のようなアンケート結果が出ました:

  • 内容について知識が向上した:78.6%
  • 科学に対して自信がついた:80.1%
  • 「科学って面白い」と感じた:81.2%

Curiosity Cube

Curiosity Labs®プログラムは成功を収め、教室の枠を超えています。22×10フィートの移動実験室に改造した輸送コンテナ、Curiosity Cubeを使用して私たち従業員が体験型の科学教室を開催し、あらゆる年齢層の参加者の好奇心を刺激しています。2017年以来、Curiosity Cubeは北米の約300の地域を訪問し、11万4,500人以上に利用されています。

Curiosity Labs® at Home

私たちは科学をいつでもどこでも子どもたちに届けるために、身の回りにある材料を使って、家庭で完成させることができる簡単で教育的な体験型の科学実験を多数開発しました。それぞれの実験に、動画、レシピカード、実験報告ワークシートが付属しています。 

サイトホスティング

従業員が中心となって、子どもたちを近くのライフサイエンスの拠点に招待し、教育体験イベントを実施します。訪問時には通常、見学、体験型実験、科学や科学のキャリアについて刺激的なディスカッションなどが行われます。

Science Day Expo

従業員が中心となって実施する小規模のインタラクティブな実験イベントで、学校全体や地域のイベントの中で行われます。

非営利のパートナーシップ

厳選されたパートナーシップを通して、専門知識や経験、慈善的投資などを活用して、すぐにでも変化をもたらし、未来に向けての土台を築くことができます。私たちの目的は2つあります。ひとつは、科学的研究への投資によって現在の科学者によるイノベーションと進歩に向けた取り組みを支援すること、もうひとつは、次世代の体験型科学教育へのアクセスを向上させ、未来の問題を解決する者を育成することです。

私たちの慈善活動は、科学教育に取り組む非営利団体、世界の人々の科学へのアクセス向上、科学的研究機関に重点を置いています。

科学教育:サイエンスセンターや博物館への投資、教員の養成と支援、子どもたちに直接的に向けたプログラムを通して、次世代の科学者の好奇心を刺激しています。

世界の人々の科学へのアクセス向上:十分な支援が行き届いていない人々に対する器具や装置の利用サポート、グローバルな知識共有、スキルと研修の強化、起業家精神によるイノベーションを通して、世界中のサイエンスコミュニティへのアクセスを加速します。

科学的研究機関:希少小児疾患の研究や非感染性疾患の研究への投資を通して、研究機関によるライフサイエンス研究の計画、実施、普及を支援しています。

私たちは多角的な「シグネチャーパートナーシップ」を通して幅広い影響をもたらす長期的な取り組みを行う一方、「ローカライズパートナーシップ」では、世界の特定の地域でより大きな影響をもたらしています。また、必要な時や危機的状況では関連するさまざまな団体や会員、災害時の救援活動を支援しています。

シグネチャーパートナーシップ

従業員提供のプログラム

私たち従業員は、世界中のさまざまな活動のために、時間、お金、スキルを提供しています。私たちは、そうした取り組みに参加することを誇りに思っています。例えば、米国では従業員一人当たり年間1,000ドルを上限として、従業員が1ドル寄付するごとに会社も1ドル寄付をしています。

人材、多様性、インクルージョン

従業員が最も重要な資産であり、包括的、革新的かつ協力的な企業の風土を醸成することを最優先とし、専門的かつ個人的な成長の機会を継続的に提供しています。私たちは研修、授業料の費用負担、幅広い福利厚生、安全な職場の取り組みなどを通して、従業員に投資しています。

従業員インクルージョンプログラムでは、活動的、協力的なチーム指向の文化を支援します。私たちはさまざまな従業員ネットワークに、対象を絞った支援を行っています。さらに、独自のダイバーシティデーを定期的に開催し、国際女性デー、プライド月間、カミングアウトデー、黒人歴史月間などのさまざまな機会を活用してさらなるイベントを開催し、その場で私たちに関連のある最近の動向を紹介しています。また、インクルージョンを社内でさらに浸透させるために、得られた知見から具体的な方法を導き出しています。

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