製品のサステナビリティ:環境に配慮した代替製品の4つのカテゴリー
どの製品が環境に配慮した代替製品に該当するのかを判断するため、主要な影響分野におけるサステナビリティの向上を定量化します。環境に配慮した代替製品は、これら4つの基準のいずれかに該当します。
- デザイン・フォー・サステナビリティ(DfS)開発製品は、開発プロセス中にサステナビリティが大幅に向上したことを示す
- 12原則に準拠した製品は、グリーンケミストリーの12原則の1つ以上に準拠
- リエンジニアリング(再設計)製品は、グリーンケミストリー評価指数であるDOZN™を用いる科学者によって改善されている
- イネ―ブリング(可能にする)製品により、イネーブリング技術を通して、環境負荷低減を実現
以下をクリックし、環境に配慮した代替製品の一覧をご覧ください。
デザイン・フォー・サステナビリティ(DfS)開発製品:包括的な製品ライフサイクルアプローチ
デザイン・フォー・サステナビリティ(DfS)フレームワークは、製品開発プロセスに組み込まれ、製品開発中のサステナビリティ向上を目指しています。このカテゴリーの製品は、DfSスコアカードにより主要な基準全体の重要なサステナビリティ特性を実証する新製品です。このようなDfS開発製品の例として、Stericup® E滅菌フィルターがあります。
12原則に準拠した製品:グリーンケミストリーの活用
私たちは、グリーンケミストリーの12原則により、環境に配慮した代替製品の何が「環境にやさしい」のかを分類しています。12原則に準拠した製品は、グリーンケミストリーの12原則の1つ以上に準拠しています。このような製品の一例にCyrene™と呼ばれるバイオベース溶媒があり、NMPやDMFなどの石油系溶媒の代替となる可能性があります。Cyrene™溶媒は、グリーンケミストリーの原則4「安全性の高い化学物質の設計」、原則5「安全性の高い溶剤と補助剤の使用」および原則7「再生可能資源の利用」に準拠しています。
リエンジニアリング(再設計)製品:既存製品の再評価
リエンジニアリング(再設計)のカテゴリーに含まれる製品は、私たちの科学者によって製造されています。Worldwide Green Chemistry Committeeのメンバーは、少ない資源で、有害性が低く、廃棄物の発生量が少ない製品を製造する新たな方法を開発しました。私たちは、グリーンケミストリーの定量的な評価指標であるDOZN™を使用して、既存製品のサステナビリティの向上を定量化しています。
イネーブリング(可能にする)製品:グリーンエネルギーの促進
イネーブリング(可能にする)製品とは、エネルギーの生成、貯蔵、効率化に用いられるさまざまな新規および試験済みの材料などの、代替エネルギーの研究を可能にする製品です。絶えず進化するラインナップに加えて、私たちは先端を行く代替エネルギー材料を開発および試験するために、有力大学と連携していくつもの共同研究を継続し、最新の技術を常に研究で利用できるようにしています。このカテゴリーの製品の一部は、それ自体はそれほどサステナブルな代替品ではない可能性がありますが、環境に配慮したソリューションの開発において重要です。
続きを確認するには、ログインするか、新規登録が必要です。
アカウントをお持ちではありませんか?