SRP0116

サーチュイン2 ヒト

recombinant, expressed in E. coli, ≥80% (SDS-PAGE)

• 別名: SIR2L2, SIRT2, sir2-like 2
• UNSPSCコード: 12352200
• NACRES: NA.32

特性

• 由来生物: human
• リコンビナント: expressed in E. coli
• アッセイ: ≥80% (SDS-PAGE)
• 形状: aqueous solution
• 分子量: 35.5 kDa
• 包装: pkg of 100 μg
• 保管条件: avoid repeated freeze/thaw cycles
• 濃度: >0.02 mg/mL
• NCBIアクセッション番号: NM_030593
• UniProtアクセッション番号: Q8IXJ6
• 輸送温度: dry ice
• 保管温度: −70°C
• 遺伝子情報: human ... SIRT2(22933)

詳細

詳細

Silent information regulator 2（Sir2）すなわちサーチュイン2は、ヒト染色体19q13.2にマッピングされたこの遺伝子によりコードされます。本化合物は、サーチュインタンパク質ファミリーのclass Ibに属しています。Sir2は、NADおよびアセチル‐リジン基質にそれぞれ結合する2つの異なるドメインを含有する触媒ドメインの特徴を有しています。このほか、細胞内局在および触媒活性の制御に関与する多様なNH2およびCOOH-末端ドメインも構成しています。サーチュイン2は主に細胞質で発現しており、細胞質と核との間での移動がα-チューブリンおよびヒストン両者の脱アセチル化を促進します。
大腸菌発現系で発現されたヒトサーチュイン2（GenBankアクセッション番号：NM_030593）、C末端Hisタグ付きアミノ酸50～356、MW=35.5 kDa。

アプリケーション

酵素キネティクスの研究をはじめ、インヒビターのスクリーニングや選択性プロファイリングにもご利用いただけます。

生物化学的／生理学的作用

Silent information regulator 2（Sir2）は、ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD)依存性脱アセチル化酵素として作用し、転写抑制、遺伝子組換え、細胞分裂周期、微小管形成、およびDNA損傷剤に対する細胞反応の制御など、様々な生物学的プロセスに関与します。さらに、サーチュインは加齢に関するプロセスも制御します。Sir2は、哺乳類の代謝ホメオスタシスに重要な役割を果たしており、2型糖尿病療法の治療標的となると考えられています。Sir2は、ミクログリア活性化および脳炎の抑制に重要な役割を果たしています。このため、Sir2活性低下は神経変性疾患に対する感受性のリスクを上昇させます。

単位の定義

1ユニットは、37°Cで1分あたり基質1 pmolの脱アセチル化に必要な酵素量と定義されています。

物理的形状

25 mM Tris-HCl（pH 8.0）、100 mM NaCl、0.05% Tween-20、50%グリセロール、および3 mM DTTに調製。

調製ノート

氷上で解凍してください。最初に解凍した際、チューブを軽く遠心して内容物を完全に回収してください。酵素液は一回の使用量ずつ分注してください。分注した酵素液は希釈せずそのまま-70°Cで保存してください。注:酵素は凍結融解の繰り返しに対して非常に不安定です。

安全性情報

• 保管分類コード: 10 - Combustible liquids
• WGK: WGK 1
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable