M6699

マスリン酸

≥98% (HPLC)

• 別名: 2α,3β-ジヒドロキシオレアナ-12-エン-28-酸, 2α-ヒドロキシオレアノール酸, クラテゴール酸
• 実験式（ヒル表記法）: C₃₀H₄₈O₄
• CAS番号: 4373-41-5
• 分子量: 472.70
• MDL番号: MFCD00049293
• UNSPSCコード: 12352205
• PubChem Substance ID: 329818034
• NACRES: NA.25

特性

• アッセイ: ≥98% (HPLC)
• 形状: powder
• 色: white to off-white
• 溶解性: acetone: 1 mg/mL, clear, colorless
• アプリケーション: metabolomics; vitamins, nutraceuticals, and natural products
• 保管温度: 2-8°C
• SMILES記法: CC1(C)CC[C@@]2(CC[C@]3(C)C(=CC[C@@H]4[C@@]5(C)C[C@@H](O)[C@H](O)C(C)(C)[C@@H]5CC[C@@]34C)[C@@H]2C1)C(O)=O
• InChI: 1S/C30H48O4/c1-25(2)12-14-30(24(33)34)15-13-28(6)18(19(30)16-25)8-9-22-27(5)17-20(31)23(32)26(3,4)21(27)10-11-29(22,28)7/h8,19-23,31-32H,9-17H2,1-7H3,(H,33,34)/t19-,20+,21-,22+,23-,27-,28+,29+,30-/m0/s1
• InChI Key: MDZKJHQSJHYOHJ-LLICELPBSA-N

詳細

詳細

マスリン酸は、Crataegus oxyacantha L.から最初に分離された五員環トリテルペン化合物です。主にOlea europaea L.から得られ、オリーブの絞りかすの非グリセリド分画に含まれます。

アプリケーション

マスリン酸は、それぞれ、ヒト腎細胞癌（RCC）細胞株および内皮細胞に対する抗増殖および抗血管新生作用を検討するために使用されています。マイクロ波支援抽出（MAE）法を用いての絞りかすからトリテルペン酸を抽出するための標準物質としても使用されています。

生物化学的／生理学的作用

マスリン酸は強力な抗酸化剤および抗炎症剤です。優れた抗癌剤である以外に、抗糖尿病および抗寄生虫特性も示します。マスリン酸は、神経保護および心保護効果を示します。Plasmodium falciparumに対する複数標的抗マラリア薬であると報告されています。

オリーブに含まれる主なトリテルペノイド。抗増殖性。有望な化学抗がん剤。

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable