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酢酸ブチル

ACS reagent, ≥99.5%

• 化学式: CH₃COO(CH₂)₃CH₃
• CAS番号: 123-86-4
• 分子量: 116.16
• Beilstein: 1741921
• EC Number: 204-658-1
• MDL番号: MFCD00009445
• UNSPSCコード: 12352108
• PubChem Substance ID: 329755968
• NACRES: NA.21

特性

• グレード: ACS reagent
• 蒸気密度: 4 (vs air)
• 蒸気圧: 15 mmHg ( 25 °C); 8 mmHg ( 20 °C)
• アッセイ: ≥99.5%
• 形状: liquid
• 自己発火温度: 790 °F
• expl. lim.: 7.6 %
• テクニック: tissue processing: suitable
• 不純物: H₂SO₄, passes test (darkened); ≤0.0016 meq/g Titr. acid; ≤0.1% water; ≤0.2% C₄H₉OH
• 蒸発残留物質: ≤0.001%
• 色: APHA: ≤10
• 屈折率: n20/D 1.394 (lit.)
• pH: 6.2 (20 °C, 5.3 g/L)
• bp: 124-126 °C (lit.)
• mp: −78 °C (lit.)
• 密度: 0.88 g/mL at 25 °C (lit.)
• SMILES記法: CCCCOC(C)=O
• InChI: 1S/C6H12O2/c1-3-4-5-8-6(2)7/h3-5H2,1-2H3
• InChI Key: DKPFZGUDAPQIHT-UHFFFAOYSA-N

詳細

詳細

酢酸ブチルは酢酸のブチルエステルです。4つの異性体が存在します：酢酸ブチル、酢酸sec-ブチル、酢酸イソブチル、酢酸tert-ブチル。無色で良い匂いがする液体です。

酢酸ブチル（BA、n-butyl acetate）は、化粧品・医薬品産業では有機溶媒として、また食品産業では調味料として広く使用されているエステルです。その合成について報告されている方法の1つは、膨張性グラファイト（EG）により触媒される酢酸とブタノールの間のエステル化反応です。気相での光触媒による酢酸ブチルの分解は、TiO₂、Pt/TiO₂およびWO₃/TiO₂触媒を使用して研究されています。BAは、バイオ燃料添加剤として使える可能性があります。

アプリケーション

酢酸ブチルは、土壌抽出物からアルミニウム-ヒドロキシキノレート複合体を抽出し、分光光度法および蛍光分析法によりアルミニウムを測定するのに使用される場合があります。鉱石から微量の金を抽出するためにも使用できます。金はフレーム原子吸光分析によって測定されます。

酢酸ブチルは、精巣組織および培養細胞の免疫組織化学（IHC）および免疫蛍光（IF）染色のための調製に使用することができます。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS02,GHS07
• シグナルワード: Warning
• 危険有害性情報: H226,H336
• 注意書き: P210 - P233 - P240 - P241 - P242 - P243
• 危険有害性の分類: Flam. Liq. 3 - STOT SE 3
• ターゲットの組織: Central nervous system
• 補足的ハザード: EUH066
• 保管分類コード: 3 - Flammable liquids
• WGK: WGK 1
• 引火点(°F): 80.6 °F - closed cup
• 引火点(℃): 27 °C - closed cup