SCM300

3dGRO^® オルガノイド解離試薬

Chemically defined enzyme-free organoid dissociation solution.

• 別名: Organoid passaging reagent
• UNSPSCコード: 12352207
• eCl@ss: 32160801
• NACRES: NA.71

特性

• 形状: liquid
• テクニック: cell culture | stem cell: suitable

詳細

詳細

オルガノイドは、自己再生、自己組織化が可能で臓器機能性を示す一次組織または幹細胞に由来する、in vitroで誘導される3D細胞凝集体です。オルガノイドは、以下の機能を提供することにより、既存の2Dモデルシステムの限界に対応しています：

•一次組織と類似した組成および構造：オルガノイドには、すべての主要な細胞系譜の細胞に分化できる自己再生幹細胞（腸陰窩幹細胞など）の小さな集団が存在しますが、その頻度は生理学的条件と同程度です。
•関連するin vivo条件モデル：オルガノイドはあらゆるモデル系に対して生物学的に関連性が高く、ニッチ成分や遺伝子発現を操作することができます。
•長期培養用の安定した系：オルガノイドは、バイオバンクとして凍結保存することができ、幹細胞集団の自己再生能と分化能を活用することで、無期限に増殖させることができます。

3dGRO オルガノイド解離試薬は、化学的に合成された酵素を含まない独自の解離液で、複数のタイプのオルガノイド細胞（マウス腸オルガノイド、ヒト結腸オルガノイド、肺オルガノイドなど）を継代するために使用されます。試薬は化学的に合成されているため、オルガノイドの継代に安定した結果が得られます。3dGRO オルガノイド解離試薬は、3dGRO R-Spondin-1 調整培地添加剤（SCM104）と組み合わせて、培地から初代腸オルガノイドを分離・継代したり、3dGRO ヒト iPSC 由来結腸オルガノイド増殖培地（SCM304）と組み合わせて、ヒト iPSC 由来結腸オルガノイド（SCC300）を増殖させることができます。

アプリケーション

化学的に合成された酵素フリーのオルガノイド解離液。

研究カテゴリー
細胞培養

幹細胞研究

品質

外観：澄明、液体
浸透圧：340 ～ 370 mOsm
無菌試験済み：増殖なし／適合
エンドトキシン、<2 EU/ml
pH：7.2-7.4

保管および安定性

3dGRO オルガノイド解離試薬は室温で保存してください。試薬汚染の問題を避けるため、使用前に少量の作業用アリコートに分注してください。

法的情報

3dGRO is a registered trademark of Merck KGaA, Darmstadt, Germany

免責事項

メルクのカタログまたは製品に添付されたメルクのその他の文書に記載されていない場合、メルクの製品は研究用途のみを目的としているため、他のいかなる目的にも使用することはできません。このような目的としては、未承認の商業用途、in vitroの診断用途、ex vivoあるいはin vivoの治療用途、またはヒトあるいは動物へのあらゆる種類の消費あるいは適用などがありますが、これらに限定されません。

安全性情報

• 保管分類コード: 12 - Non Combustible Liquids
• WGK: WGK 2
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable