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硝酸セリウム(III) 六水和物

99.99% trace metals basis

• 別名: 三硝酸セリウム, 硝酸 セリウム塩, 硝酸第一セリウム 六水和物
• 化学式: Ce(NO₃)₃ · 6H₂O
• CAS番号: 10294-41-4
• 分子量: 434.22
• EC Number: 233-297-2
• MDL番号: MFCD00149631
• UNSPSCコード: 12352302
• PubChem Substance ID: 24864435
• NACRES: NA.23

特性

• アッセイ: 99.99% trace metals basis
• 形状: crystals and lumps
• 反応適合性: reagent type: catalyst; core: cerium
• 不純物: ≤150.0 ppm Trace Rare Earth Analysis
• SMILES記法: [Ce+3].[H]O[H].[H]O[H].[H]O[H].[H]O[H].[H]O[H].[H]O[H].[O-][N+]([O-])=O.[O-][N+]([O-])=O.[O-][N+]([O-])=O
• InChI: 1S/Ce.3NO3.6H2O/c;3*2-1(3)4;;;;;;/h;;;;6*1H2/q+3;3*-1;;;;;;
• InChI Key: QQZMWMKOWKGPQY-UHFFFAOYSA-N

詳細

詳細

硝酸セリウム(III)六水和物は、白色～黄色の結晶塩で、吸湿性があり、空気に影響を受けます。硝酸セリウム(III)六水和物は、水、アルコール、アセトンによく溶けます。硝酸セリウム(III)六水和物は、57 °Cで融解し、190 °Cで熱分解し始め、400 °Cで完全に分解されて酸化物になります。

アプリケーション

硝酸セリウム(III)六水和物は、セリウム源として広く使用されており、特にミクロ構造またはナノ構造のセリア（酸化セリウム）の合成に使用されています。研究者たちは、硝酸セリウム(III）六水和物の高い溶解性と低い分解温度を利用して、熱水反応、ゾルゲル法、共沈／か焼反応においてセリアやセリウム化合物を合成しています。例えば、ある研究では、材料科学者が硝酸セリウムと酢酸コバルトの共沈とか焼により2次元コバルトドープセリアナノシートを作製しました。別の例としては、硝酸セリウムの高い溶解性を利用して、2次元の希土類のダブルペロブスカイトの結晶を成長させました。 また、研究者たちは、硝酸セリウムを使ってグラフェン-セリアナノ粒子複合体やTiO₂/CeO₂ナノコンポジットなどの複合体を形成して、セリウムの (III/IV)酸化還元の化学的性質を’光吸収や光触媒のために利用しています。硝酸セリウム(III)の化学的性質の成熟した材料工学を示す1つの例は、カルシウムドープセリウムナノチューブコンポジットをリチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド（LiTFSI）ポリ(エチレンオキシド)と共に、固相リチウムイオン電解質を得るために使用した研究です。Ca-CeO₂ ナノチューブは、ドープされていないCeO₂よりも高濃度の酸素空孔を達成しているもので、このナノチューブは硝酸セリウムと硝酸カルシウムの溶液とポリビニルピロリドンからエレクトロスピニングにより作製されました。ポリビニルピロリドンは、最後のか焼において熱分解により除去されます。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS05,GHS09
• シグナルワード: Danger
• 危険有害性情報: H318,H410
• 注意書き: P273 - P280 - P305 + P351 + P338 - P391 - P501
• 危険有害性の分類: Aquatic Acute 1 - Aquatic Chronic 1 - Eye Dam. 1
• 保管分類コード: 5.1B - Oxidizing hazardous materials
• WGK: WGK 2
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, type P3 (EN 143) respirator cartridges