カスタムiScaleオリゴ™
iScaleオリゴDNAおよびsiRNAは、特殊ニーズに合うようミリグラム/グラム単位で製造するカスタムDNA・siRNAです。
DNA
ミリグラム/グラム単位で製造するカスタムDNAオリゴは、in vivo、ハイスループット、商用プロジェクト(ライフサイエンス研究ツール、分子診断、ラボ開発試験)向けです。NGSアダプター用iScaleの量については、次世代シーケンシングオリゴ製品を参照してください。
製品の利点
- 実験用・商用ニーズに合わせた量で購入可能
- メルク研究チームと協議し、用途に合った仕様を設定できる
- 最先端の分析研究所が高品質の製品を保証
製品の特長
「お問い合わせ」のマークがついている製品や、その他一般的仕様と異なるご希望については、[email protected]宛にお問い合わせください。
保証収量 |
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品質管理 |
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サービス |
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有用な使い方
- アンチセンス
- 結合試験
- ハイスループットPCR/qPCR
- サンガー法シーケンシングとNGS(非アダプター)
- X線結晶構造決定
- 免疫賦活アッセイ
- マイクロアレイの作製
品質保証
製造工程を支える品質マネジメントシステム(QMS) によって、メルクが認証を受けている以下の品質規格を遵守しています。
- ISO 9001:2015(研究用グレードのオリゴヌクレオチドの製造)
- ISO 13485:2016(診断薬用グレードのオリゴヌクレオチドの製造)
- ISO 14001:2015(適切な環境管理)
メルクでは事業のあらゆる面で品質を重視しています。メルクQMSの主な項目
- 試験成績書
- 文書管理
- 変更通知
- ベンダー管理
- 業務契約
- 是正措置と予防措置
これらの項目によって製品の品質が保証されます。また定期的に登録担当者、社内および顧客による厳格な監査を行い、検証しています。
ミリグラム/グラム単位で合成するin vivo品質のMISSION™ siRNAは、動物を対象としたRNAi研究に最適です。また、miRNAや一本鎖RNAなど、その他のRNAも合成します。
製品の利点
- ターゲットバリデーションや前臨床試験などin vivoでの用途に適しています
- MISSION™プレデザインsiRNAまたはお客様のカスタムsiRNA配列に対応可能です
- 直送が可能です。
製品の特長
「お問い合わせ」のマークがついている製品や、その他一般的仕様と異なるご希望については、[email protected]にお問い合わせください。
保証収量 | • 3、50、100 mg •これ以上の量の場合はお問い合わせください |
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精製 | • 脱塩、RP-HPLC、in vivo |
鎖長 | • 19~50 mer一本鎖または二本鎖 |
修飾 | • Biotin、phosphate、Amino-Modifier(C3、C6、C6 dT、C7、C12)、6-FAM™、Cyanine 3、 Cyanine 5、Cyanine 5.5、2'-OMe & phosphorothioate • 米国外のすべての国で利用できるLocked Nucleic Acid™ • LNA®およびその他の修飾の可否についてお問い合わせください |
品質管理 | • 100%質量分析 • 分析HPLCあり • 分析証明書あり |
納品形態 | • チューブまたはプレート、乾燥品 • プール・分注も可能(可否についてはお問い合わせください) |
サービス | • オリゴヌクレオチドをin vivoで使用する場合、in vivoグレードの精製および下記のサービスを推奨します。 -塩交換(合成過程で生成する有毒なアンモニウムイオンを 生理学的に許容可能なナトリウムイオンに置き換える) -ろ過(細菌、カビ、その他の汚染物質を最小化する) -エンドトキシンテスト(グラム陰性菌のLPSが許容閾値を下回っていることを確認してください。 免疫カスケードで始まる毒素ショックにより宿主が死滅する可能性があります ) |
*製造拠点によっては、siRNA二十鎖の評価にPAGEを使用する場合があります。
in vivoでの使用は検証済
Bioo Scientific(現PerkinElmer)と提携し、in vivo品質のMISSION™ siRNAをバリデートしました(2008年8月1日発行Drug Discovery & Development誌掲載論文参照)。
上記実験で、H1155luc細胞をNOD/SCIDマウスに注入しました。腫瘍形成後、MaxSuppressor™In Vivo RNA-LANCEr IIで調製したルシフェラーゼ特異的siRNAまたはin vivo品質の非標的siRNAを注入しました。24時間後、D-ルシフェリン溶液を注入し、Berthold Technologies製NightOWL II LB983装置を用いて動物の画像検査を行いました。ルシフェラーゼ特異的siRNA投与動物では、ルシフェラーゼ活性の有意な低下が認められたのに対し、非標的siRNA投与動物では発光が見られました(図1)。上記結果により、MaxSuppressor™In Vivo RNA-LANCEr II in vivo送達剤で調製したin vivo品質のsiRNAの有効性を示されました。
図1.左:ルシフェラーゼ特異的siRNA投与動物。右:非標的siRNA投与動物
注入の72時間後に腫瘍を除去し、タンパク質を抽出し、Bradfordアッセイによりタンパク質濃度を調整しました。ルシフェラーゼELISAを用いてルシフェラーゼ濃度を測定しました。タンパク質濃度の減少を非標的RNAi剤投与動物と比較して示しています。腫瘍のルシフェラーゼ活性は2分の1に低下しました(図2)。
図2.各レプリケートは異なる個体である。
さらにサポートが必要な場合は、テクニカルサービス( )までご相談ください。
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参考文献
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