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Merck

O7639

Sigma-Aldrich

Org 24598 リチウム塩

≥98% (HPLC), solid

別名:

R-(−)-N-メチル-N-[3-[(4-トリフルオロメチル)フェノキシ]-3-フェニル-プロピル]グリシン リチウム塩

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About This Item

実験式(ヒル表記法):
C19H19F3LiNO3
CAS番号:
分子量:
373.30
MDL番号:
UNSPSCコード:
12352202
PubChem Substance ID:

アッセイ

≥98% (HPLC)

形状

solid

white to off-white

溶解性

H2O: >2 mg/mL

保管温度

2-8°C

SMILES記法

[Li+].CN(CC[C@@H](Oc1ccc(cc1)C(F)(F)F)c2ccccc2)CC([O-])=O

InChI

1S/C19H20F3NO3.Li/c1-23(13-18(24)25)12-11-17(14-5-3-2-4-6-14)26-16-9-7-15(8-10-16)19(20,21)22;/h2-10,17H,11-13H2,1H3,(H,24,25);/q;+1/p-1/t17-;/m1./s1

InChI Key

VMQXVSNARQMSDL-UNTBIKODSA-M

生物化学的/生理学的作用

Org 24598はグリア細胞に存在するGlyT (GlyT1, グリシントランスポ-タ-1型) の選択的で強力なインヒビタ-です。ラット (P12-P16) では、キヌレン酸、6-シアノ-7-ニトロキノキサリン-2,3-ジオン (CNQX) 、ビククリンの存在下で、10μMのORG 24598により、-60 mVで内向き電流が平均-10/-50 pA誘導され、微小抑制性シナプス後電流 (mIPSC)、自発的抑制性シナプス後電流 (sIPSCs)、電気的に誘発したグリシン作動性抑制性シナプス後電流 (eIPSCs) の減衰時数が顕著に増加します。 細胞外ナトリウムをN-メチル-d-グルカミンに置換するか、またはマイクロモル濃度のグリシンで切片を灌流することにより、グリシン作動性IPSCの減衰時定数が増加します。グリシン(1-5μM) やd-セリン(10μM) により、eEPSCの振幅が増加しますが、l-セリンは影響を及ぼしません。Org 24598は、NMDA受容体を介さないeEPSCの振幅には影響を及ぼさず、NMDA受容体を介するeEPSCの振幅を顕著に増加させます。このことから、Org 24598によってグリア細胞のグリシントランスポ-タ-を阻害すると、脊髄切片のグリシン濃度が上昇し、次々にグリシン作動性シナプス電流の時間が延長し、NMDAを介するシナプス反応が増強されると結論付けることができます。

特徴および利点

This compound is featured on the Glycine Transporters page of the Handbook of Receptor Classification and Signal Transduction. To browse other handbook pages, click here.

保管分類コード

11 - Combustible Solids

WGK

WGK 3

引火点(°F)

Not applicable

引火点(℃)

Not applicable


適用法令

試験研究用途を考慮した関連法令を主に挙げております。化学物質以外については、一部の情報のみ提供しています。 製品を安全かつ合法的に使用することは、使用者の義務です。最新情報により修正される場合があります。WEBの反映には時間を要することがあるため、適宜SDSをご参照ください。

Jan Code

O7639-5MG:
O7639-BULK:
O7639-25MG:
O7639-VAR:


試験成績書(COA)

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