M7027

メチルセルロース

viscosity: 15 cP, BioReagent, suitable for cell culture

• CAS番号: 9004-67-5
• MDL番号: MFCD00081763
• UNSPSCコード: 12352201
• PubChem Substance ID: 24897135
• NACRES: NA.75

特性

• 由来生物: synthetic (organic)
• 製品種目: BioReagent
• 形状: powder
• テクニック: cell culture | mammalian: suitable
• 粘度: 12-18 cP, 2 % in H₂O(20 °C)
• 溶解性: water: 50 mg/mL, clear to hazy
• SMILES記法: [*]OC[C@H]1O[C@@H](O[C@@H]2[C@@H](CO[*])O[C@@H](O[*])[C@H](O[*])[C@H]2O[*])[C@H](O[*])[C@@H](O[*])[C@@H]1O[*]
• InChI Key: YLGXILFCIXHCMC-JHGZEJCSSA-N

詳細

詳細

メチルセルロースは、セルロースのエーテル化により得られます。この市販セルロースエーテルは、両親媒性と元来の物理化学的性質を示します。メチルセルロースは、酵素耐性があり、非消化性、非アレルギー性、無毒です。

アプリケーション

メチルセルロースは、CFU-G、CFU-GM、細胞などのコロニー形成細胞ならびに毒性アッセイに使用する他の細胞の培養に用いる,細胞培養ゲルのような半固体物質の作製に用いられます。低粘度で、プラーク形成アッセイやクローニングには用いられません。

メチルセルロースは、次の用途で使用されています：

• 経口経管栄養におけるメトホルミン剤の担体として
• 腫瘍様塊培養のための乳腺上皮細胞増殖培地の成分として
• ハンギングドロップ法を用いるスフェロイド侵襲アッセイのためのスフェロイド3D共培養におけるサプリメントとして

生物化学的／生理学的作用

メチルセルロースは、乳化材、食感改良剤、増粘剤、ゲル化剤などとして使用される食品産業をはじめとするさまざまな業界で使用されています。メチルセルロースは、特徴的な高粘度を得るためにシャンプー、スタイリング製品、液体せっけん、ボディーソープ、ローション、クリーム、歯磨き粉などさまざまな化粧品やパーソナルケア製品にも使用されます。さらに、医薬品の添加剤として機能し、栄養補助食品のカプセルの製造に使用されています。メチルセルロースは、凍結保存培地でグリセロールの代替品として使用されます。複数または単数の系統に関連する造血前駆細胞における増殖と分化を強化するために、培地サプリメントと併用されます。このセルロース誘導体は、懸濁液中で培養されたヒト皮膚線維芽細胞、ヒト黒色腫細胞、マウス胚線維芽細胞などのさまざまな細胞型の接着性や細胞機能の喪失を防ぐ可能性もあります。

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 1
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, type N95 (US)