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詳細
コラーゲンは、身体に広く発現しているタンパク質です。ヒト組織中には20種類のコラーゲンがあります。タイプIコラーゲンは、豊富に存在する骨タンパク質です。骨有機物の約90%をこのコラーゲンが占めます。
BornsteinとTraubによるコラ-ゲン命名法の詳細については、Bornstein, P. and Traub, W. The Proteins, (1979) 4, 411-605をご覧ください。
コラ-ゲンは構造や遺伝子が異なる多数のタイプに分類されています。シグマでは、BornsteinとTraubが提唱した命名法を使用しています。シグマのタイプ分けは一般的なコラ-ゲン分類とは異なりますのでご注意ください。
アプリケーション
ウシアキレス腱由来コラーゲンは、以下の用途に適しています:
- コラゲナーゼ活性の検出
- 示差走査熱量測定、熱重量分析、ガスクロマトグラフィーおよびフーリエ変換赤外分光を用いた人骨の熱分析における標準物質として
- In vitroでのコラーゲン分解測定の簡易測定法開発のための基質として
- 不溶性タイプIコラーゲンに対する内在性糖タンパク質ジペプチジルペプチダーゼIVの結合活性を固相酵素結合免疫吸着法により調べる研究に
ウシアキレス腱由来コラーゲンは植物抽出液の MMP-コラゲナーゼ阻害剤、変形性関節症および関節リウマチの軟骨損傷において推定される活性薬剤として研究で用いられました。
生物化学的/生理学的作用
ウシアキレス腱由来コラーゲンは、細長い原繊維の形で自然に生じるタンパク質です。踵骨に入る前にコラーゲンがまず通過する必要がある線維軟骨領域の研究に使用できます。また、アキレス腱治癒におけるコラーゲン含量および架橋に対する増殖因子の作用に関する研究に使用できます。
コラーゲンは、細胞外マトリックスおよび結合組織に含まれる不溶性繊維状タンパク質です。伸展に対する組織の耐性を担います。 小胞体(ER)内でプロコラーゲンと呼ばれる長鎖前駆物質が合成され会合し、細胞外空間に分泌され、プロセスを経てコラーゲン繊維が形成されます。アミノ酸配列がわずかに異なり三重ヘリカル構造の3本のポリペプチド鎖を含む分子で構成される、種類の異なるコラーゲンがあります。一次構造は、3位ごとにグリシンを含み、その前にしばしばプロリン残基または4-ヒドロキシプロリン残基を有する反復モチーフです。
調製ノート
Einbinder, J. and Schubert, M., J. Biol. Chem., 188, 335 (1951)に記載の方法に従って調製しました。
再構成
本製品は不溶性コラーゲン製剤です。水、水性バッファー、希酸および有機溶媒に不溶です。コラゲナーゼ活性測定において基質として用いるには、0.36 mM 塩化カルシウムと共に pH 7.4 の 50 mM TES バッファーに懸濁させてください。
保管分類コード
11 - Combustible Solids
WGK
WGK 1
引火点(°F)
Not applicable
引火点(℃)
Not applicable
個人用保護具 (PPE)
Eyeshields, Gloves, type N95 (US)
適用法令
試験研究用途を考慮した関連法令を主に挙げております。化学物質以外については、一部の情報のみ提供しています。 製品を安全かつ合法的に使用することは、使用者の義務です。最新情報により修正される場合があります。WEBの反映には時間を要することがあるため、適宜SDSをご参照ください。
Jan Code
C9879-1G:
C9879-5G:
C9879-25G:
C9879-10G:
C9879-BULK:
C9879-VAR:
試験成績書(COA)
製品のロット番号・バッチ番号を入力して、試験成績書(COA) を検索できます。ロット番号・バッチ番号は、製品ラベルに「Lot」または「Batch」に続いて記載されています。
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