C8649

コレステロールオキシダーゼ 放線菌由来

lyophilized powder, ≥20 units/mg protein

• 別名: コレステロール:酸素オキシドレダクターゼ
• CAS番号: 9028-76-6
• Enzyme Commission number: 1.1.3.6 (BRENDA, IUBMB)
• EC Number: 232-842-1
• MDL番号: MFCD00130783
• UNSPSCコード: 12352204
• NACRES: NA.54

特性

• 由来生物: Streptomyces sp.
• フォーム: lyophilized powder
• 比活性: ≥20 units/mg protein
• 分子量: ~34 kDa
• 組成: protein, 55-65% biuret
• 溶解性: 50 mM potassium phosphate buffer, pH 7.0: soluble (Cold)
• 輸送温度: dry ice
• 保管温度: −20°C

詳細

詳細

Streptomyces spから生産されるコレステロールオキシダーゼは、分子量62 kDaです。最適pHは7、最適温度は37°Cです。[1]コレステロールオキシダーゼは、FAD結合ドメインとステロイド結合ドメインで構成されます。[2]

アプリケーション

Streptomyces由来のコレステロールオキシダーゼは、モデル胆汁のミセル構造とエステラーゼの活性の関係を評価する研究で使用されています。また、Streptomyces由来のコレステロールオキシダーゼ は、スフィンゴミエリンの分解が細胞コレステロールの酸化性および細胞表面と細胞内部の間の定常状態分布に及ぼす影響を調査する研究で使用されています。

コレステロールオキシダーゼは、血清コレステロールの測定に使用されます。[3][4] この酵素は、食品サンプル中のステロイドの微量分析や、3-ケトステロイドと3β-ヒドロキシステロイドの識別にも応用されています。[5] コレステロール酸化酵素を発現するトランスジェニック植物は、ワタミゾウムシに対する防除において調査されています。[6] CHODは、細胞膜構造を解明する分子プローブとしても使用されています。[7][8]

生物化学的／生理学的作用

コレステロールオキシダーゼ（CHOD）は、コレステロール異化の第一段階を触媒するFADを含む単量体フラビンタンパク質です。この二機能性酵素は、FAD依存段階でコレステロールをコレスト-5-エン-3-オンに酸化し、その後、H₂O₂の放出によりコレスト-4-エン-3-オンに異性化されます。。[9]

微生物由来のコレステロールオキシダーゼは、炭素源およびエネルギー源としてコレステロールを使用します。特に脂質障害において、コレステロールに関連する診断アッセイに有用です。コレステロールオキシダーゼには殺虫特性があり、ワタミハナゾウムシの幼虫からの保護に役立ちます。[2]Streptomyces spコレステロールオキシダーゼは有効期間が長く、良好な性能を示します。[10]

物性

等電点：5.1±0.1および5.4±0.1
Michaelis 定数：4.3 x 10‾⁵M（コレステロール）
阻害剤：イオン性洗剤、Hg⁺⁺、Ag⁺
至適pH： 6.5 − 7.0
至適温度：45～50°C
pH安定性：pH 5.0～10.0（25°C、20時間）
熱安定性：45°C未満（pH 7.0、15分）

単位の定義

1ユニットは、pH 7.5、25°C、1分間に、1.0 μmolのコレステロールを4-コレステン-3-オンに変換する酵素量です。注:4-コレステン-3-オンは異性化する場合があります。

物理的形状

安定剤としてウシ血清アルブミンとアミノ酸を含む凍結乾燥粉末

調製ノート

CHODは 50 mM の冷却リン酸カリウム緩衝液、pH 7.0 に可溶です。溶液は使用直前に調製してください。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS08
• シグナルワード: Danger
• 危険有害性情報: H334
• 注意書き: P261 - P284 - P501
• 危険有害性の分類: Resp. Sens. 1
• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, type N95 (US)