MABF1968

抗ミクログロブリンβ2抗体、クローンBBM.1

clone BBM.1, from mouse

• 別名: B2M
• UNSPSCコード: 12352203
• eCl@ss: 32160702
• NACRES: NA.43

特性

• 由来生物: mouse
• 品質水準: 100
• 抗体製品の状態: purified immunoglobulin
• 抗体製品タイプ: primary antibodies
• クローン: BBM.1, monoclonal
• 化学種の反応性: human
• 包装: antibody small pack of 25 μg
• テクニック: flow cytometry: suitable; immunohistochemistry: suitable (paraffin); inhibition assay: suitable; western blot: suitable
• アイソタイプ: IgG2bκ
• NCBIアクセッション番号: NP_004039
• UniProtアクセッション番号: P61769
• 輸送温度: ambient
• ターゲットの翻訳後修飾: unmodified
• 遺伝子情報: human ... B2M(567)

詳細

詳細

β2-ミクログロブリン（UniProt：P61769）は、ヒトB2M（別名：CDABP0092、HDCMA22P）遺伝子（Gene ID：567）によってコードされています。β2-ミクログロブリンは、クラスI主要組織適合複合体（MHC）の構成要素であり、免疫系へのペプチド抗原の提示に関与しています。シグナルペプチドの20個のアミノ酸ともに合成され、その後これは切断されて成熟型となります。また、Ig様C1型ドメイン（アミノ酸25～113）も含まれます。β2-ミクログロブリンは膜貫通アンカードメインを欠き、分泌型ならびに複合型が検出されています。血清中のβ2-ミクログロブリン濃度は細胞のターンオーバーを反映しており、その値は発熱、炎症、感染で上昇することが示されています。血清中濃度の上昇は、B細胞悪性腫瘍や腎不全でもみられ、早期のホジキンリンパ腫患者の予後の悪化を示唆することもあります。濃度上昇の原因は、HIV感染や悪性腫瘍で認められるように合成率の高さか、または腎不全による腎ろ過障害である可能性があります。

特異性

クローンBBM.1はヒトのミクログロブリンβ2を検出します。

免疫原

MOLT-4、ヒト急性リンパ芽球性白血病細胞株

アプリケーション

免疫組織染色：免疫組織染色用途でミクログロブリンβ2を検出しました（Josson, S., et. al. (2011)。Cancer Res. 71(7):2600-10）。

阻害分析：β2-ミクログロブリンの活性を阻害できます（Parham, P., et. al. (1983)。J Biol Chem. 258(10);6179-86）。

フローサイトメトリー：フローサイトメトリーでβ2-ミクログロブリンを検出できます（Drukker, M., et. al. (2012)。Nat Biotechnol. 30(6):531-42）。

免疫組織染色：希釈倍率1:50～1:1,000で使用、ヒト乳がんおよびヒト扁桃組織でβ2-ミクログロブリンを検出できます。

抗β2-ミクログロブリン抗体クローンBBM.1（カタログ番号：MABF1968）は、β2-ミクログロブリンを検出するマウスモノクローナル抗体であり、フローサイトメトリー、免疫細胞染色（パラフィン）、阻害分析およびウェスタンブロッティングでの使用がテストされています。

研究カテゴリー
炎症および免疫

品質

MOLT-4細胞ライセートでウェスタンブロッティングにより評価されています。

ウェスタンブロッティング：0.25 µg/mLで使用、10 µgのMOLT-4細胞ライセート中のミクログロブリンβ2を検出できます。

ターゲットの説明

実測値：約14 kDa；算出値：13.72 kDa。一部のライセートでは、特性が明らかになっていないバンドが認められることがあります。

物理的形状

フォーマット：精製

精製プロテインG

精製マウスモノクローナルIgG2b抗体、0.1 M Tris-グリシンバッファー（pH 7.4）＋150 mM NaCl溶液、0.05%アジ化ナトリウム含有

保管および安定性

2～8°Cで受領日から1年間安定です。

その他情報

濃度：ロットに固有のデータシートを参照してください。

免責事項

メルクのカタログまたは製品に添付されたメルクのその他の文書に記載されていない場合、メルクの製品は研究用途のみを目的としているため、他のいかなる目的にも使用することはできません。このような目的としては、未承認の商業用途、in vitroの診断用途、ex vivoあるいはin vivoの治療用途、またはヒトあるいは動物へのあらゆる種類の消費あるいは適用などがありますが、これらに限定されません。

安全性情報

• 保管分類コード: 12 - Non Combustible Liquids
• WGK: WGK 1