F6129

クエン酸鉄(III)

technical grade

• 別名: クエン酸第二鉄, クエン酸鉄(III), クエン酸鉄(III)水和物
• 実験式（ヒル表記法）: C₆H₅FeO₇
• CAS番号: 3522-50-7
• 分子量: 244.94
• EC Number: 222-536-6
• MDL番号: MFCD00013098
• UNSPSCコード: 12352302
• PubChem Substance ID: 57654187
• NACRES: NA.23

特性

• グレード: technical grade
• 品質水準: 200
• 形状: powder
• 組成: Fe, 16.5-18.5%
• テクニック: cell culture | mammalian: suitable
• アプリケーション: battery manufacturing
• SMILES記法: OC12CC(=O)O[Fe](OC(=O)C1)OC2=O
• InChI: 1S/C6H8O7.Fe/c7-3(8)1-6(13,5(11)12)2-4(9)10;/h13H,1-2H2,(H,7,8)(H,9,10)(H,11,12);/q;+3/p-3
• InChI Key: NPFOYSMITVOQOS-UHFFFAOYSA-K

詳細

詳細

クエン酸鉄(III)（technical grade）は、茶色から濃オレンジ色の粉末です。水溶性ですが、アルコールを含めてほとんどの有機物には溶けません。この粉末は光に対して感受性があり、多数のカルボンサン鉄と同じく青色光はクエン酸鉄(III)を洸還元し、Fe²⁺イオンを形成し、同時にカルボキシル基を参加して二酸化炭素を発生させます。クエン酸鉄(III)は、460 °Cでα-Fe₂O₃ に熱分解されます。

アプリケーション

クエン酸鉄(III)は、鉄含有化合物の合成前駆体です。熱水法によるFe₃O₄ ナノ粒子またはFe₃O₄^-ナノ複合体の調製や、熱分解とゾル-ゲル法によるFe₂O₃ 材料の調製に広く使用されます。クエン酸鉄(III)は、水への溶解性が高く、無機相への溶解性が低いため、ゾル-ゲル法に適しています。その結果、クエン酸鉄(III)は、リチウムイオン電池陰極用に研究される鉄をドープした鉄含有金属酸化物の合成において重要な前駆体となっています。

また、汚染水の処理のためのテトラサイクリンの分解にも使用できます。

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 2
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, type N95 (US)