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MILLIPLEX®マルチプレックスアッセイとSMC®高感度イムノアッセイ


xMAP® テクノロジーを用いたMILLIPLEX®マルチプレックスアッセイは、サンプル中の複数のバイオマーカーの同時スクリーニングが可能です。一方、SMC®高感度イムノアッセイは、フェムトグラム(fg/mL)レベルでのバイオマーカー定量を実現します。 これらMILLIPLEX®マルチプレックスアッセイとSMC®高感度イムノアッセイを組み合わせることにより、バイオマーカーの内在量が低い健常状態から疾患状態までの濃度範囲をカバーすることができます。

①

MILLIPLEX® Human Cardiovascular Disease Panel 1 (カタログ番号:HCVD1MAG-67K) およびSMC® Human cTnIイムノアッセイ (カタログ番号:03-0092-00)で得られるcTnIスタンダードカーブはDiagnostic Cut Off Rangeを中心に7logの検出範囲をカバーします。健常サンプルを含む、心筋梗塞前後の幅広い研究の可能性を示しています

*Diagnostic Cut Off Rangeは Prof. Mauro Panteghini, Recommendations on Use of Biochemical Markers in Acute Coronary Syndrome: IFCC Proposals, EJIFCC. 2003 Jul; 14(2): 104–108より引用

②

MILLIPLEX® Human High Sensitivity T Cell Panel(カタログ番号:HSTCMAG-28SK)およびSMC Human IL-6イムノアッセイ(カタログ番号:03-0089-01)によるIL-6スタンダードカーブ。両者を組み合わせることで心不全状態と健常状態のバイオマーカー変動測定に連動性がもたらされ、より詳細なバイオマーカーの変動を追跡することが可能になります。

* 測定条件

  • 正常集団 40~65歳 N=125
  • 心不全 40~65歳 N= 32
  • SMC® Erenna®プラットフォームで測定

Todd et al., Reference range and short- and long-term biological variation of interleukin (IL)-6, IL-17A and tissue necrosis factor-alpha using high sensitivity assays; Cytokine, 64, pp 660-665, 2013”. より引用

③

Chenらの研究(1)では、多発性硬化症患者における血中IL-23の中央値を確立しようとしていましたが、使用していたCytometric Beads Arrayキットのアッセイレンジは69〜50,000 pg/mL、検出感度は21.9 pg/mlであり、測定性能の限界付近での研究結果でした。

一方、上図に示すように、MILLIPLEX® Human Cytokine/Chemokine Magnetic Bead Panel II(カタログ番号:HCYP2MAG-62K)およびSMC Human IL-23イムノアッセイ(カタログ番号:03-0112-00)の組み合わせは、病態サンプルから健常サンプルまでを幅広くカバーする測定レンジを提供します。

(1)   Chen et al, Serum levels of interleukin (IL)-18, IL-23 and IL-17 in Chinese patients with multiple sclerosis; Journal of Neuroimmunology, 243 pp 56-60, 2012.

④

MILLIPLEX® Human Cytokine/Chemokine Magnetic Bead Panel(カタログ番号:HCYTOMAG-60K)およびSMC Human IL-4イムノアッセイ(カタログ番号:03-0052-00)によるスタンダードカーブ

Aderholdらによる2014年の論文(2)では、対照群と頭頸部扁平上皮癌患者群のIL-4産生の差をELISAによって証明した(fig1.)が、検出能力の限界に近いレンジでのアッセイであり、治療前後の差は明確ではなかった。

アッセイ範囲が10〜0.01pg/mLの場合、SMC®アッセイでの測定は直線性を持ち、従来方よりも詳細かつ正確な比較や解析を可能にします。

(2)   Aderhold et al, Interleukin 4, interleukin 6 and osteopontin‑serological markers of head and neck malignancy in primary diagnostics: A pilot study; Oncology Letters 8, pp1112-18, 2014.


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