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ホームおすすめ抗体作製受託サービス!シグマ アルドリッチが徹底解説

おすすめ抗体作製受託サービス!シグマ アルドリッチが徹底解説

おすすめ抗体作製受託サービス!シグマ アルドリッチが徹底解説

カタログ品の抗体で思うように結果が出ないときや、そもそも希望する抗体がないとき、お困りではありませんか?その際、自らオリジナルの抗体作製を検討することもあるでしょう。しかし、そこまで手が回らない、抗体作製のノウハウがないという人も多いのではないでしょうか。そこで強い味方となるのが、カスタム抗体の作製受託サービスです。

今回は、シグマ アルドリッチ ジャパンが用意している抗体作製受託サービスの特徴をポリクローナルモノクローナル抗体の2軸に分けて解説します。

さまざまなプランがありますので、希望に合うものはどれか、皆さんのアプリケーションでの使い方を想像しながらご覧ください。

※価格・納期についてはこちら

ポリクローナル抗体の作製受託サービス

ポリクローナル抗体は、ターゲットとなる抗原を動物に注射し、体内でその抗原に対する抗体が産生されたのち、血液を採取して抗体を含む抗血清を調製することで得られます。生産コストが低く、作製期間も比較的短いのが特長です。

作製後の抗血清に含まれている抗体(免疫グロブリン)は、多種類の抗体産生B細胞クローン由来であり、抗原のさまざまなエピトープを認識できます。この特徴から、抗原の小さな変化、例えば多型やグリコシル化の不均一化、軽微な変性などがあっても認識できる寛容性が比較的高いとされています。

シグマ アルドリッチ ジャパンでは、ポリクローナル抗体の受託サービスとして、抗原配列デザインから抗体取得、さらには抗体価チェックのELISAテストまで、オールインワンパッケージとなった「シンプル抗体作製サービス」と、ユーザーの希望に合わせて動物種や免疫スケジュールなどを選択できる「フレキシブル抗体作製サービス」の2種類を用意しています。

シンプル抗体作製サービス

抗体価保証付シンプル抗体作製サービスの内容

抗体価保証付シンプル抗体作製サービスの内容

抗原配列デザイン、抗原ペプチド合成、キャリアコンジュゲート、SPFウサギ1羽免疫、ELISA測定がセットとなったプランです。

免疫に使う抗原タンパク質がなくても、その配列情報から抗原に向いている領域を解析し、そこから抗原ペプチドをデザイン・合成して免疫する、いわゆるペプチド抗体を作製することができます。

ご注文に必要な情報は下記2点です。

  • 目的タンパク質の配列情報またはアクセッションナンバー
  • 相同性を比較する分子の情報等

お客様から頂いた抗原に関する配列情報などから、シグナル配列、膜貫通領域に関する情報に加え、アミノ酸の親水性や二次構造情報、抗原性、及びリン酸化や糖鎖などの修飾に関する予測情報などを基に、熟練スタッフが総合的に判断して抗原ペプチド配列をデザインします。

ご自身で用意された抗原を使って免疫する、持ち込み抗原抗体作製も可能ですので、お気軽に相談ください。

免疫動物は、抗体作製では最も一般的に使われるウサギの中でも、特定病原体への感染歴がなく健康なSpecific-pathogen free(SPF)ウサギが用いられます。また、日本実験動物協会により認証を受けた国内施設において免疫が行われます(56日間4回実施)。依頼から納品までの期間は、約4カ月です。

免疫スケジュール例(受注後約4ヶ月で納品)

免疫スケジュール例(受注後約4ヶ月で納品)

製品構成は、全採血血清(未精製抗体)、免疫前血清、抗原ペプチド、ELISA測定結果となります。

このサービスでは、シグマアルドリッチジャパンで抗原配列デザインをした抗原ペプチドに対する抗体価を保証しています(抗血清4000分の1希釈で0.2 OD以上)。万一、抗体価が上がらなかった場合、代金はいただきません。

また、オプションで、カラムによる抗体精製や、シンプル抗体の免疫作業と精製・吸収作業を組み合わせて、リン酸化などの翻訳後調節を認識できる抗体作製の受託も承ります。

シンプル抗体作製サービスは、手間やコストをかけずに、手軽にカスタム抗体を作製したい方におすすめです。詳細は下記のページをご覧ください。

シンプル抗体の作製受託サービス詳細をみる

フレキシブル抗体作製サービス

免疫スケジュールや動物種、動物数などをこだわりたいときには、フレキシブル抗体作製サービスがおすすめです。

フレキシブル抗体免疫スケジュール例

フレキシブル抗体免疫スケジュール例

免疫スケジュールは、基本で49日間、77日間いずれも6回免疫としていますが、ご要望に応じて自由に調整可能です。ELISAによる評価は免疫途中と最終日の血清を用いて行いますが、中間採血時の力価を評価して免疫日程を延長することも可能です。

動物種は、ウサギだけでなくマウス、ニワトリ、ラット、モルモットなどから選択可能です。一般的には、次のような特長があります。

  • ウサギ:最も一般的に使用され、50 mLほどの血清が得られます。

  • マウス:低コストで多くの個体に免疫ができるため、個体差によるリスクが軽減できます。

  • ニワトリ:哺乳類で保存性が高い配列でも良好な抗体が得られる可能性があり、卵黄からIgY抗体を多量に採取することが可能です。

その他、ヤギなどの大型哺乳類を用いた抗体作製も可能です。詳細は下記のページをご覧の上、お気軽にご相談ください。シンプル抗体作製サービスと同様、抗原ペプチド合成やカラムによる抗体精製オプションなども用意しています。また、フレキシブル抗体作製のプランで、抗リン酸化抗体作製の受託も可能です。

フレキシブル抗体の作製受託サービス詳細をみる

モノクローナル抗体の作製受託サービス

モノクローナル抗体は、一般的に、抗体を産生するBリンパ球とミエローマ(免疫グロブリンを大量に生産できるマウス骨髄腫由来細胞株)を融合してできるハイブリドーマを作出することで安定的に取得することができます。

目的抗体を産生するハイブリドーマの作出は作業が複雑であることから、ポリクローナル抗体よりも作製難度があがり、また期間が長く、費用も高くなります。しかしながら、モノクローナル抗体は単一の免疫グロブリンから成るため、ロット間差が極めて少なく、生産安定性に優れるのが特長です。その高い再現性と一貫性は、医薬品や体外診断薬の研究および開発に適しています。

シグマ アルドリッチ ジャパンでは、モノクローナル抗体作製の受託サービスとして3種類のプランを用意しています。なお、いずれのプランも、作製された抗体の権利は納品とともにユーザーへ完全譲渡しますので、将来的な特許取得、開発、頒布、譲渡など、自由に利用できます。

カスタムモノクローナル抗体作製についてもっと詳しく知りたい方・ご相談されたい方はこちら↓

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ラット・マウスモノクローナル抗体

ラット・マウスモノクローナル抗体

短い免疫期間:わずか3週間の免疫でリンパ球回収可能
ハイブリドーマと報告書を納品:納品後の大量培養・精製も可能!
知財・権利を完全譲渡:製品の商品化にご利用ください!

ご依頼前にユーザーと綿密な打ち合わせを行うなかで、ご希望の抗原やアプリケーションを伺い、ご要望を取り入れた作製工程および明確なゴールを設定します。

モノクローナル抗体作製においては、リンパ球を脾臓から採取するのが通常ですが、シグマ アルドリッチ ジャパンでは、腸骨リンパ節法を採用しています。腸骨リンパ節法は最短で1カ月半(約45日)で陽性クローンの樹立が可能なだけでなく多数の陽性クローンの取得が可能など、さまざまな特長があります。

腸骨リンパ節法と脾臓法の比較

作製時の陽性のクローンの選択作業では、ユーザーの実際のアプリケーションでワークするかどうか確認することが出来ます

優位性のある腸骨リンパ節法での抗体樹立であるとともに、ELISA、免疫染色、フローサイトメトリー、中和、ウェスタンブロットなど、さまざまなアプリケーションでのゴール設定が可能で、多様なニーズにお応えできるプランです。

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ウサギ リコンビナント・モノクローナル抗体

ウサギ リコンビナント・モノクローナル抗体

マウスやラットに比べ、ウサギは抗原に対する抗体バリエーションが多様であり、また抗体の構造的な違いから親和性や特異性の高い抗体が得られることが知られています。そのウサギ抗体の特長とモノクローナル抗体の利点をあわせ持った極めて高品質な抗体が得られることが期待できます。

このサービスでは、ハイブリドーマを樹立してクローンの選択を行う手法ではなく、免疫したウサギのリンパ球から単離したB細胞を、独自開発されたSingle Cell Picking Technologyにて直接スクリーニングし、陽性Single Cellから抗体遺伝子を単離、独自の哺乳細胞強制発現用ベクターに挿入して目的抗体を取得します。

このようにリコンビナント化された状態で納品されますので、キメラ抗体やヒト化抗体など最新の抗体医薬品への応用も容易です。

Single Cell ELISAのイメージ

Single Cell ELISAのイメージ

通常、作製工程は4ステップからなり、ステップごとにデータや作業報告書、陽性培養上清サンプルが納品され、ユーザーが実際の実験系での確認やワークテストなどの評価を行い、次のステップに進めるかどうか判断いただきます。各ステップの作業終了ごとに請求が発生するプランです。

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DNA免疫法 ラット・マウスモノクローナル抗体

オリジナルの免疫用ベクターに目的タンパク質の全長cDNAを挿入し、電気穿孔法(エレクトロポレーション)によってマウスまたはラット内にそのDNAを免疫します。免疫した動物の体内でこのベクターの機能により目的タンパク質と免疫活性化因子を共発現させ、抗体作製を誘発します。

この方法では、抗原の大量調製の必要がないため、調製が困難な膜タンパク質などに対する抗体を作製する際におすすめです。一回膜貫通タンパク質をはじめとして、GPCRに代表される複数回膜貫通タンパク質などのモノクローナル抗体作製にぜひご利用ください。

DNA免疫法で作製された抗アクアポリン抗体による免疫細胞染色

DNA免疫法で作製された抗アクアポリン抗体による免疫細胞染色

通常、作製工程は6ステップからなり、ステップごとにデータや作業報告書、陽性培養上清サンプルが納品され、ユーザーが確認や実際の実験系でのワークテストなどの評価を行い、次のステップに進めるかどうか判断いただきます。各ステップの作業終了ごとに請求が発生するプランです。

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モノクローナル抗体の作製受託サービスの詳細は、下記のページをご覧ください。

モノクローナル抗体の作製受託サービスの詳細をみる

【価格・納期一覧】適切な作製受託サービスを選ぼう

今回は、ポリクローナル抗体とモノクローナル抗体の作製受託サービスの特徴を解説しました。ポリクローナル抗体とモノクローナル抗体は、それぞれ一長一短であり、価格や納期はプランによってもさまざまです。下記の表を参考にしつつ、ユーザーの目的としているアプリケーションや予算、スケジュールに合わせて最適なプランを選択しましょう。

<ポリクローナル抗体>

<モノクローナル抗体>

オリジナル抗体を作りたい

カスタム抗体の作製でお悩みの際は、

 

以下よりシグマ アルドリッチ ジャパンにご相談ください。

カスタム製品/E-mail:customjp.ts@merckgroup.com

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