コンテンツへスキップ
Merck
ホームlearningバイオロジー ラーニングセンター細胞培養プロトコールと基礎知識オンデマンドセミナー「呼吸器疾患および新型コロナウイルス感染症の研究のための3D細胞培養モデル」

オンデマンドセミナー「呼吸器疾患および新型コロナウイルス感染症の研究のための3D細胞培養モデル」

【概要】

現在発生している新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックは、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する効果的なワクチンと詳細な知見の追究へと研究者たちを駆り立てました。このウイルスの感染メカニズムに関する理解を進展させるための、より高次な組織モデルとともに、抗ウイルス薬のハイスループットスクリーニングの助けとなる細胞モデルも求められています。このウェビナーでは、呼吸器系研究用の2つの肺モデルについて説明します。1つ目は、通常の分化した気管支上皮細胞の特徴を維持する、不死化ヒト気管支上皮細胞株16HBE14o-です。2つ目は、生体内の気道(枝分かれ構造)や胚発生初期に形成されるガス交換の単位構造(肺胞様構造)と類似した、高度に複雑な構造を持つヒト肺オルガノイド培養系です。

ヒト気管支上皮細胞株16HBE14o-と肺芽オルガノイド(LBO)のいずれでも、COVID-19の原因ウイルスであるSARS-CoV-2の受容体となるACE2と、SARS-CoV-2の侵入を促進するセリンプロテアーゼであるTMPRSS2が発現します。このウェビナーでは、ヒト気管支上皮細胞16HBE14o-とヒト肺オルガノイド培養系が示す固有の特性、長所および呼吸器系研究への応用法を見ていきます。

 

【学べる知識】

ヒト気管支上皮細胞16HBE14o-とヒト肺オルガノイド培養系が示す固有の特性、長所および応用法

講演者略歴

Min Lu, Ph.D.

Senior Scientist in Cellular Assays, Biological Reagents & Kits, Merck

京都大学ウイルス・再生医科学研究所免疫学分野で博士号を取得後、カナダ・バンクーバーのBC Cancer Research Centerのポスドク研究員を経て、2009年ミリポア入社。幹細胞の研究開発や細胞アッセイに関するさまざまなプロジェクトに携わってきた。現在は、培地開発や、ヒトiPS細胞または患者組織由来のオルガノイドといった研究テーマに主眼を置いている。

ログインして続行

続きを確認するには、ログインするか、新規登録が必要です。

アカウントをお持ちではありませんか?