ZRB1074

抗DKK3抗体 クローン3H17 ZooMAb^®ウサギモノクローナル

recombinant, expressed in HEK 293 cells

• 別名: Dickkopf-3, Dickkopf関連タンパク質3, Dkk-3, hDkk-3
• UNSPSCコード: 12352203
• NACRES: NA.41

特性

• 由来生物: rabbit
• 品質水準: 200
• リコンビナント: expressed in HEK 293 cells
• 結合体: unconjugated
• 抗体製品の状態: purified antibody
• 抗体製品タイプ: primary antibodies
• クローン: 3H17, recombinant monoclonal; monoclonal
• 製品種目: ZooMAb^® learn more
• フォーム: lyophilized
• 分子量: calculated mol wt 38.39 kDa; observed mol wt ~58 kDa
• 化学種の反応性: human
• 包装: antibody small pack of 25 μL
• 環境により配慮した代替製品の特徴: Waste Prevention; Designing Safer Chemicals; Design for Energy Efficiency; Learn more about the Principles of Green Chemistry.
• 強化検証: recombinant expression; Learn more about Antibody Enhanced Validation
• sustainability: Greener Alternative Product
• テクニック: affinity binding assay: suitable; immunocytochemistry: suitable; immunohistochemistry (formalin-fixed, paraffin-embedded sections): suitable; western blot: suitable
• アイソタイプ: IgG
• UniProtアクセッション番号: Q9UBP4
• 環境により配慮した代替製品カテゴリ: , Aligned
• 輸送温度: ambient
• 保管温度: 2-8°C
• ターゲットの翻訳後修飾: unmodified
• 遺伝子情報: human ... DKK3(27122)

詳細

詳細

ZooMAb抗体は、全く新しい次世代のリコンビナント・モノクローナル抗体です。

すべてのZooMAb抗体はメルク独自のリコンビナント発現システムを用いて製造され、均一に精製し、安定で高い再現性のバッチ一貫性を提供するために細部にわたって管理しています。研究者の皆様にご利用いただけるように、優れたパフォーマンスのクローンを選抜して販売しています。また、すべての抗体において、そのターゲットで最もよく利用されるアプリケーションを含む複数のアプリケーションで、高い特異性と親和性を検証しています。

ZooMAbの詳細についてはこちらをご覧ください。

メルクは、グリーンケミストリーの12原則の1つ以上に則った、より環境に配慮した製品（グリーン代替品）をお客様にお届けできるよう最善の努力をします。この抗体は、保存剤を含まず、動物への危害や犠牲を伴わずに生産され、必要に応じて周囲環境で発送および保存できる卓越した安定性を有するため、「廃棄物抑制」、「安全性の高い化学物質のデザイン」および「エネルギー効率のためのデザイン」に合致しています。 詳細はこちらをクリックしてください。

特異性

クローン3H17はヒトDickkopf関連タンパク質3（DKK3）を特異的に検出するZooMAbラビット・リコンビナント・モノクローナル抗体です。

免疫原

ヒトDickkopf関連タンパク質3（DKK3）に由来する300個のアミノ酸（ほぼ全長の成熟タンパク質）に対応するHisタグ付きリコンビナント・フラグメント。

アプリケーション

アフィニティ結合アッセイ：この抗体は、アフィニティ結合アッセイにおいて組換えDKK3タンパク質と結合し、KD値は5.7 x 10^(-9)でした。

免疫細胞染色：希釈倍率1：1,000で使用、MCF-7細胞のDKK3が検出できます。

フローサイトメトリー：0.1 μg使用、MCF-7細胞100万個中のDKK3が検出できます。

免疫組織染色（パラフィン）：希釈倍率1：1,000で使用、ヒト大脳皮質組織切片のDKK3が検出できます。

注記：最適な希釈濃度や実験条件は、サンプルごとに異なる可能性がありますので、予備実験を経てご自身で決定してください。

抗DKK3 クローン3H17 ZooMAb（カタログ番号：ZRB1074）は、DKK3を検出するリコンビナント・ラビット・モノクローナル抗体であり、アフィニティ結合アッセイ、フローサイトメトリー、免疫細胞染色、免疫組織染色（パラフィン）、およびウェスタンブロッティングでテストされています。

ターゲットの説明

Dickkopf関連タンパク質3（UniProt：Q9UBP4；Dickkopf-3、Dkk-3、hDkk-3としても知られる）は、ヒトのDKK3（REIC、UNQ258/PRO295としても知られる）遺伝子（Gene ID：27122）によってコードされています。DKKは、Wnt阻害活性を示す分泌性糖タンパク質ファミリーです。DKKは、Wntシグナル伝達を調節することが知られている膜貫通タンパク質Kremen1および2に対する高親和性リガンドとして働きます。DKKは、前軸後方パターン化、四肢発生、体節形成、眼形成などのWnt調節性過程を局所的に阻害することによって、脊椎動物の発生に役割を果たしています。DKK3はシグナルペプチド（aa1-21）を用いて合成され、その後シグナルペプチドが切断されて成熟型となります。心臓、脳、脊髄でのDKK3高発現が報告されています。DKK3は、WntとLRP5/6との相互作用を阻害したり、Kremenタンパク質と三元複合体を形成したりすることで通常のWntシグナル伝達に拮抗することが示されており、これによりLRP5/6の内在化を促進することがわかっています。 DKK3のC末端のシステインに富むドメインが、LRP5およびLRP6とDKK3との相互作用を仲介します。DKK3はβ-カテニンの細胞膜への再分配を誘導することが示されており、細胞膜上でβ-カテニンはE-カドヘリンの細胞質ドメインに結合して細胞間隙複合体を形成し、細胞同士の接着を促進します。 この結合により、Wntを介したLEF/TCFの転写促進を低下させるβ-カテニンの核内移行も阻害されます。DKK3は腫瘍抑制タンパク質として働くと考えられ、その過剰発現は腫瘍増殖を抑制することが示されています。メルクの独自技術で生成したこのZooMAbリコンビナント・モノクローナル抗体は、従来のモノクローナル抗体よりも大幅に増強された特異性、親和性、再現性、および安定性をもたらします。（参照：Hoang, BH., et al. (2004).Cancer Res. 64(8); 2734-2339; Niehrs.C. (2006).Oncogene.25(57); 7469-7481）

物理的形状

5%トレハロースを含むPBSで凍結乾燥された精製リコンビナント・ラビット・モノクローナル抗体IgGで、通常の外観は粗いまたは半透明の樹脂。殺生物剤や、アジ化ナトリウムや動物由来の防腐剤は含まれていません。大きい容量の包装は25 μLの基本サイズを複数本にしてお送りしています。

再構成

25 μLで溶解後、300 μg/mL。アプリケーションおよびサンプルタイプごとの推奨する開始希釈倍率および／または力価に関するガイダンスをご参照ください。

保管および安定性

凍結乾燥製品は2～8℃で保存することを推奨します。溶解する前に、バイアルを短時間微量遠心して、バイアルの底に材料を沈降させてください。25 μLのろ過された実験室グレードの水またはPBSを加えて溶解します。溶解した抗体は、2～8℃で、または長期保存のために－20℃で保存できます。 凍結融解を繰り返さないでください。

法的情報

ZooMAb is a registered trademark of Merck KGaA, Darmstadt, Germany

免責事項

メルクのカタログまたは製品に添付されたメルクのその他の文書に記載されていない場合、メルクの製品は研究用途向けのみを目的としているため、他のいかなる目的にも使用することはできません。このような目的としては、未承認の販売用途、in vitroの診断用途、ex vivoあるいはin vivoの治療用途、またはヒトあるいは動物へのあらゆる種類の消費あるいは適用などがありますが、これらに限定されません。

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 1
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable