L0520

ラクトフェリン from human milk

≥85% (SDS-PAGE), lyophilized powder

• 別名: Growth-inhibiting protein 12, Lactotransferrin, Talalactoferrin
• CAS番号: 936541-36-5
• MDL番号: MFCD00164307
• UNSPSCコード: 12352202
• NACRES: NA.61

特性

• 由来生物: human milk
• 品質水準: 200
• アッセイ: ≥85% (SDS-PAGE)
• 形状: lyophilized powder
• 分子量: 82.4 kDa
• 組成: Protein, ≥90% biuret
• テクニック: microbiological culture: suitable
• 溶解性: phosphate buffer: 1 mg/mL, clear to slightly hazy (0.01 M phosphate buffer, 0.0027 M potassium chloride and 0.137 M sodium chloride, pH 7.4, at 25 °C)
• UniProtアクセッション番号: P02788
• 保管温度: 2-8°C
• InChI: 1S/C35H53N9O12/c1-16(2)27(43-33(53)23(14-26(47)48)41-25(46)15-38-29(49)18(5)39-31(51)21(36)13-24(37)45)34(54)40-19(6)30(50)42-22(12-20-10-8-7-9-11-20)32(52)44-28(17(3)4)35(55)56/h7-11,16-19,21-23,27-28H,12-15,36H2,1-6H3,(H2,37,45)(H,38,49)(H,39,51)(H,40,54)(H,41,46)(H,42,50)(H,43,53)(H,44,52)(H,47,48)(H,55,56)/t18-,19-,21-,22-,23-,27-,28-/m0/s1
• InChI Key: QCBUWCQOKPLTDZ-PKRULZLPSA-N
• 遺伝子情報: human ... LTF(4057)

詳細

アプリケーション

ラクトフェリンを使用して、鉄制限培地でStreptococcus mutansを成長させました。ラクトフェリンがin vitroで上皮細胞の接着を阻害するかどうかをテストするために使用されました。

生物化学的／生理学的作用

ラクトフェリンは鉄結合タンパク質です。ラクトフェリンは血漿鉄輸送タンパク質であるトランスフェリンに似た構造をしていますが、トランスフェリンよりも非常に高い鉄親和性を示します(250倍)。ラクトフェリンは初乳にきわめて大量に含まれるほか、涙、唾液、粘膜分泌、好中球の二次顆粒にもわずかに含まれています。ラクトフェリンは粘膜上皮、好中球で作られており、炎症刺激に応じてこれらの細胞から放出されます。ラクトフェリンの機能である、鉄分の隔離と、N末端を介したリポ多糖と結合によるバクテリア細胞壁の透過性化によって、バクテリアの増殖は抑制されています。ラクトフェリンは、ウイルスのエンベロープタンパク質としっかりと結合することによってウイルス感染を阻害することができます。すなわち、結合ドメインをブロックすることによって、細胞とウイルスの融合を阻止します。ラクトフェリンは、好中球アクチベーターであるインターロイキン8の放出を刺激することによって、部分的に宿主の防御システムを活性化させていると考えられています。また、抗体とインターロイキンの合成、リンパ球の増殖、補体活性化にも関与している可能性があります。

品質

鉄を含有します(各ロットの詳細は分析証明書をご覧ください)。

調製ノート

クロマトグラフィ-精製済み。

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable