おすすめの製品
由来生物
rat
品質水準
抗体製品の状態
purified immunoglobulin
抗体製品タイプ
primary antibodies
クローン
2G4, monoclonal
化学種の反応性
human, mouse
化学種の反応性(ホモロジーによる予測)
rat (based on 100% sequence homology), bovine (based on 100% sequence homology)
テクニック
ELISA: suitable
immunofluorescence: suitable
immunoprecipitation (IP): suitable
western blot: suitable
アイソタイプ
IgG2aκ
NCBIアクセッション番号
UniProtアクセッション番号
輸送温度
ambient
ターゲットの翻訳後修飾
unmodified
遺伝子情報
human ... VANGL2(57216)
mouse ... Vangl2(93840)
詳細
Vang-like protein 2(UniProt Q91ZD4、別名Loop-tail関連タンパク質、Loop-tailタンパク質1、Van Gogh-like タンパク質2)は、マウスではVangl2(別名Lpp1、Ltap、Stb1、Stbm)遺伝子(Gene ID 93840)によってコードされています。哺乳類のVan Gogh-like protein(VANGL1、VANGL2)は、もともとショウジョウバエの中心的な平面内細胞極性(PCP)遺伝子として同定されたVangl/Strabismusのオルソログです。VANGL1、VANGL2は、WNT/PCP経路のタンパク質であり、細胞の極性および方向性運動の重要な調節因子として働き、組織の形態形成および胚発生において重要な役割を果たします。PCPは、神経管閉鎖、内耳感覚細胞の毛束の配向、胚結節の運動性繊毛、ならびに非対称細胞分裂に関与します。重度神経管欠損症(NTD)に罹患したヒト胚では、VANGL1とVANGL2のミスセンス変異が確認されています。同様に、マウスのホモ接合型Vangl2 Looptail変異(Lp)は、神経管閉鎖における最も重度の障害(頭蓋脊髄披裂)を含む、多くの組織の形態形成とパターン形成の異常を引き起こします。VANGL1とVANGL2はともに4回膜貫通型(マウスVANGL2のa.a.109-129、148-168、179-199、218-238)細胞膜タンパク質であり、細胞質側にN-およびC末端(マウスVANGL2のa.a.1-108および239-521)があり、マウス脳では、重複していますが同一ではない発現パターンを示します。両方のタンパク質はホモまたはヘテロ二量体化でき、胚発生時に異なる複合体を形成します。
特異性
クローン2G4は VANGL2と特異的に反応しましたが、VANGL1とは反応しませんでした。クローン2G4は、SK-BR-7ヒト乳癌細胞におけるshRNA媒介性VANGL2ダウンレギュレーションを検出しました(Belotti, E., et al. (2012). PLoS One. 7(9):e46213)。
免疫原
ヒト、マウス、ラット種で100%保存されているGSTタグ付きリコンビナントVANGL2 N末端フラグメント。
アプリケーション
ELISA:クローン2G4ハイブリドーマ培養上清は、VANGL2を特異的に検出しましたが、VANGL1、N末端フラグメントGST融合は検出しませんでした(Belotti, E., et al. (2012). PLoS One. 7(9):e46213)。
免疫蛍光:代表的なロットは、4%パラホルムアルデヒドで固定した蝸牛ホールマウント切片の蛍光免疫組織化学染色により、不動毛束の細胞膜で、VANGL1の免疫反応性と共局在するVANGL2免疫反応性を検出しました。ホモ接合型Vangl2 Looptail変異(Lp/Lp)マウスの組織切片では、VANGL2の大幅な減少が認められました(Belotti, E., et al. (2012). PLoS One. 7(9):e46213)。
免疫沈降:代表的なロットは、VANGL2 N末端フラグメントGST融合を免疫沈降させましたが、VANGL1 N末端フラグメントGST融合は免疫沈降させず、 未処理SK-BR-7ヒト乳癌細胞由来の内因性VANGL2は免疫沈降させましたが、VANGL2 shRNA処理SK-BR-7ヒト乳癌細胞由来のものは免疫沈降させませんでした(Belotti, E., et al. (2012). PLoS One. 7(9):e46213)。
ウェスタンブロッティング:代表的なロットは、トランスフェクトしたMEC1ヒト慢性リンパ性白血病(CLL)細胞の内因性VANGL2ならびに外因的に発現させた黄色蛍光タンパク質Venusタグ付きVANGL2を検出しました。(Kaucká, M., et al. (2015). Cell Commun Signal. 13:2)。
ウェスタンブロッティング:代表的なロットは、VANGL2 N末端フラグメントGST融合を検出しましたが、VANGL1 N末端フラグメントGST融合は検出せず、 未処理SK-BR-7ヒト乳癌細胞由来のライセートの内因性VANGL2は検出しましたが、VANGL2 shRNA処理SK-BR-7ヒト乳癌細胞由来のものは検出しませんでした(Belotti, E., et al. (2012). PLoS One. 7(9):e46213)。
ウェスタンブロッティング:代表的なロットは、腎臓と比較して高いVANGL2発現を、マウス脳および肺において検出しました。ヘテロ接合型Vangl2 Looptail変異(Lp)を有するマウスでは、蝸牛のVANGL2発現の低下が認められ、その低下はホモ接合型Vangl2(Lp/Lp)マウスではさらに顕著でした(Belotti, E., et al. (2012). PLoS One. 7(9):e46213)。
免疫蛍光:代表的なロットは、4%パラホルムアルデヒドで固定した蝸牛ホールマウント切片の蛍光免疫組織化学染色により、不動毛束の細胞膜で、VANGL1の免疫反応性と共局在するVANGL2免疫反応性を検出しました。ホモ接合型Vangl2 Looptail変異(Lp/Lp)マウスの組織切片では、VANGL2の大幅な減少が認められました(Belotti, E., et al. (2012). PLoS One. 7(9):e46213)。
免疫沈降:代表的なロットは、VANGL2 N末端フラグメントGST融合を免疫沈降させましたが、VANGL1 N末端フラグメントGST融合は免疫沈降させず、 未処理SK-BR-7ヒト乳癌細胞由来の内因性VANGL2は免疫沈降させましたが、VANGL2 shRNA処理SK-BR-7ヒト乳癌細胞由来のものは免疫沈降させませんでした(Belotti, E., et al. (2012). PLoS One. 7(9):e46213)。
ウェスタンブロッティング:代表的なロットは、トランスフェクトしたMEC1ヒト慢性リンパ性白血病(CLL)細胞の内因性VANGL2ならびに外因的に発現させた黄色蛍光タンパク質Venusタグ付きVANGL2を検出しました。(Kaucká, M., et al. (2015). Cell Commun Signal. 13:2)。
ウェスタンブロッティング:代表的なロットは、VANGL2 N末端フラグメントGST融合を検出しましたが、VANGL1 N末端フラグメントGST融合は検出せず、 未処理SK-BR-7ヒト乳癌細胞由来のライセートの内因性VANGL2は検出しましたが、VANGL2 shRNA処理SK-BR-7ヒト乳癌細胞由来のものは検出しませんでした(Belotti, E., et al. (2012). PLoS One. 7(9):e46213)。
ウェスタンブロッティング:代表的なロットは、腎臓と比較して高いVANGL2発現を、マウス脳および肺において検出しました。ヘテロ接合型Vangl2 Looptail変異(Lp)を有するマウスでは、蝸牛のVANGL2発現の低下が認められ、その低下はホモ接合型Vangl2(Lp/Lp)マウスではさらに顕著でした(Belotti, E., et al. (2012). PLoS One. 7(9):e46213)。
抗VANGL2抗体、クローン2G4、カタログ番号:MABN750は、VANGL2を特異的に検出するラットモノクローナル抗体であり、ELISA、免疫蛍光、免疫沈降、ウェスタンブロッティングでテストされています。
研究カテゴリー
ニューロサイエンス
ニューロサイエンス
品質
マウス脳組織ライセートのウェスタンブロットで評価されています。
ウェスタンブロッティング:希釈倍率1:500で使用、10 µgのマウス脳組織ライセ-ト中のVANGL2を検出できます。
ウェスタンブロッティング:希釈倍率1:500で使用、10 µgのマウス脳組織ライセ-ト中のVANGL2を検出できます。
ターゲットの説明
約60 kDa、実測。59.71 kDa(ヒト)および59.77 kDa(マウス、ラット)、算出。一部のライセートに特性評価されていないバンドが認められる場合があります。
物理的形状
0.1 M Tris-グリシン(pH 7.4)、150 mM NaCl、0.05%アジ化ナトリウムを含むバッファー中の精製ラットIgG2a。
フォーマット:精製
プロテインG精製。
保管および安定性
2~8°Cで受領日から1年間安定です。
その他情報
濃度:ロット固有のデータシートを参照してください。
免責事項
メルクのカタログまたは製品に添付されたメルクのその他の文書に記載されていない場合、メルクの製品は研究用途のみを目的としているため、他のいかなる目的にも使用することはできません。このような目的としては、未承認の商業用途、in vitroの診断用途、ex vivoあるいはin vivoの治療用途、またはヒトあるいは動物へのあらゆる種類の消費あるいは適用などがありますが、これらに限定されません。
適切な製品が見つかりませんか。
製品選択ツール.をお試しください
保管分類コード
12 - Non Combustible Liquids
WGK
WGK 1
引火点(°F)
Not applicable
引火点(℃)
Not applicable
適用法令
試験研究用途を考慮した関連法令を主に挙げております。化学物質以外については、一部の情報のみ提供しています。 製品を安全かつ合法的に使用することは、使用者の義務です。最新情報により修正される場合があります。WEBの反映には時間を要することがあるため、適宜SDSをご参照ください。
Jan Code
MABN750:
試験成績書(COA)
製品のロット番号・バッチ番号を入力して、試験成績書(COA) を検索できます。ロット番号・バッチ番号は、製品ラベルに「Lot」または「Batch」に続いて記載されています。
Development (Cambridge, England), 149(22) (2022-10-29)
The polarity of mouse hair follicles is controlled by the Frizzled (Fzd) receptors and other membrane planar cell polarity (PCP) proteins. Whether Wnt proteins can act as PCP ligands in the skin remains unknown. Here, we show that overexpression of
Development (Cambridge, England), 148(18) (2021-09-01)
The collective polarization of cellular structures and behaviors across a tissue plane is a near universal feature of epithelia known as planar cell polarity (PCP). This property is controlled by the core PCP pathway, which consists of highly conserved membrane-associated
Communications biology, 5(1), 694-694 (2022-07-20)
Herpes simplex virus type 1 (HSV-1) is a ubiquitous pathogen that causes various diseases in humans, ranging from common mucocutaneous lesions to severe life-threatening encephalitis. However, our understanding of the interaction between HSV-1 and human host factors remains incomplete. Here
Disease models & mechanisms, 11(3) (2018-03-29)
Human mutations in the planar cell polarity component VANGL2 are associated with the neural tube defect spina bifida. Homozygous Vangl2 mutation in mice prevents initiation of neural tube closure, precluding analysis of its subsequent roles in neurulation. Spinal neurulation involves
eLife, 8 (2019-06-13)
The control of cell fate through oriented cell division is imperative for proper organ development. Basal epidermal progenitor cells divide parallel or perpendicular to the basement membrane to self-renew or produce differentiated stratified layers, but the mechanisms regulating the choice
ライフサイエンス、有機合成、材料科学、クロマトグラフィー、分析など、あらゆる分野の研究に経験のあるメンバーがおります。.
製品に関するお問い合わせはこちら(テクニカルサービス)