由来生物
human
品質水準
リコンビナント
expressed in Chem-1 cells
メーカー/製品名
ChemiScreen
Chemicon®
テクニック
ligand binding assay: suitable (GTPγS)
radioligand binding assay (RLBA): suitable
NCBIアクセッション番号
UniProtアクセッション番号
輸送温度
dry ice
遺伝子情報
human ... PTGER2(5732)
詳細
EP2 をコードする全長ヒト PTGER2 cDNA
プロスタノイドは、8 種類の GPCR ファミリーに結合して生物学的作用を発揮します(Narumiya and FitzGerald, 2001)。プロスタノイド PGE2 は、疼痛、血管拡張、T細胞の免疫抑制、骨吸収、発癌促進を引き起こします。4 つの関連 GPCRである EP1、EP2、EP3 および EP4は、それぞれ PGE2 と結合しますが、各受容体の G タンパク質の結合状態が異なるため、生物学的作用が異なります。EP2 は主に G と結合し、細胞内の cAMP レベルを上昇させます。EP2 受容体を欠損させたマウスは、排卵および受精障害、食塩感受性高血圧を示しました(Kennedy et al.)。EP2 受容体は癌に関連した免疫不全にも関与していることが示されています。このように、EP2 受容体の遺伝子ノックアウトは、MC26 またはルイス肺癌細胞の同系移植を受けたマウスの腫瘍増殖を抑制し、生存期間を延長しました(Yang et al.)。 Millipore′の EP2 膜製剤は、当社独自の安定性組換え細胞株から作成された粗製膜製剤です。GPCR の表面発現が高レベルであるため、EP2 のアゴニストおよびアンタゴニストをスクリーニングするのに理想的な HTS ツールです。 この膜製剤は [3H]-PGE2 に対して 14.52 nM の Kd を示します。7.5 nM の [3H]-PGE2 で、10µg/ウェルの EP2 膜製剤は、通常3倍以上のシグナル/バックグラウンド比を示します。
アプリケーション
放射性リガンド結合アッセイ & GTPγS 結合用ヒト EP2 GPCR 膜調整剤。
品質
表1. さまざまな量の EP2 受容体膜製剤を用いた競合結合アッセイで得られたシグナル:バックグラウンドおよび特異的結合値。
1 ユニット = 10 µg
[3H]-PGE2 結合のBmax:4.38 pmol/mg タンパク質
[3H]-PGE2 結合のKd: ~14.52 nM
10 µg/ウェル | |
---|---|
シグナル:バックグラウンド | 3.60 |
特異的結合(cpm) | 1146 |
1 ユニット = 10 µg
[3H]-PGE2 結合のBmax:4.38 pmol/mg タンパク質
[3H]-PGE2 結合のKd: ~14.52 nM
規格
インキュベーション条件
非結合 96-ウェルプレート内で、膜を放射性リガンドおよび非標識競合物質(試験濃度については図 1 および 2 を参照)と結合緩衝液中で混合し、1~2時間インキュベートします。ろ過の前に、GF/C 96 ウェルフィルタープレートを 0.33% ポリエチレンイミンで 30 分コーティングし、50mM HEPES、pH7.4、500mM NaCl で洗浄します。 結合反応をフィルタープレートに移し、洗浄緩衝液で 3 回洗浄します(1 回の洗浄につき各ウェル 1 mL)。 プレートを乾燥させ、カウントします。
結合緩衝液:50 mM HEPES、pH 7.4、5 mM MgCl2、1 mM CaCl2、ろ過後、4°C で保存。
放射性リガンド:[3H]-PGE2 (Perkin Elmer#:NET-428)
洗浄緩衝液:50 mM HEPES、pH 7.4、500mM NaCl、ろ過後、4°Cで保存。
非結合 96-ウェルプレート内で、膜を放射性リガンドおよび非標識競合物質(試験濃度については図 1 および 2 を参照)と結合緩衝液中で混合し、1~2時間インキュベートします。ろ過の前に、GF/C 96 ウェルフィルタープレートを 0.33% ポリエチレンイミンで 30 分コーティングし、50mM HEPES、pH7.4、500mM NaCl で洗浄します。 結合反応をフィルタープレートに移し、洗浄緩衝液で 3 回洗浄します(1 回の洗浄につき各ウェル 1 mL)。 プレートを乾燥させ、カウントします。
結合緩衝液:50 mM HEPES、pH 7.4、5 mM MgCl2、1 mM CaCl2、ろ過後、4°C で保存。
放射性リガンド:[3H]-PGE2 (Perkin Elmer#:NET-428)
洗浄緩衝液:50 mM HEPES、pH 7.4、500mM NaCl、ろ過後、4°Cで保存。
法的情報
CHEMICON is a registered trademark of Merck KGaA, Darmstadt, Germany
保管分類コード
12 - Non Combustible Liquids
WGK
WGK 2
引火点(°F)
Not applicable
引火点(℃)
Not applicable
適用法令
試験研究用途を考慮した関連法令を主に挙げております。化学物質以外については、一部の情報のみ提供しています。 製品を安全かつ合法的に使用することは、使用者の義務です。最新情報により修正される場合があります。WEBの反映には時間を要することがあるため、適宜SDSをご参照ください。
Jan Code
HTS185M:
試験成績書(COA)
製品のロット番号・バッチ番号を入力して、試験成績書(COA) を検索できます。ロット番号・バッチ番号は、製品ラベルに「Lot」または「Batch」に続いて記載されています。
Nature medicine, 5(2), 217-220 (1999-02-04)
Prostaglandins (PGs) are ubiquitous lipid mediators derived from cyclooxygenase metabolism of arachidonic acid that exert a broad range of physiologic activities, including modulation of inflammation, ovulation and arterial blood pressure. PGE2, a chief cyclooxygenase product, modulates blood pressure and fertility
Cancer-associated immunodeficiency and dendritic cell abnormalities mediated by the prostaglandin EP2 receptor
The Journal of Clinical Investigation, 111, 727-735 (2003)
ライフサイエンス、有機合成、材料科学、クロマトグラフィー、分析など、あらゆる分野の研究に経験のあるメンバーがおります。.
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