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形状
liquid
包装
pkg of 2 x 175 μg
テクニック
cell culture | stem cell: suitable
保管温度
2-8°C
関連するカテゴリー
詳細
「ECMatrix 基質のおかげで、ヒト iPSC 処理のワークフローがよりシンプルになりました。高品質な多能性幹細胞培養を維持しながら、培養器具のプレコートを不要にすることで時間を節約しています。」- 細胞治療バイオプロセス・グループ研究員
「ECMatrix 基質上で培養されたヒト ES 細胞は、高い細胞生存率と増殖を示し、複数回の継代後も分化することができました。また、この基質では培養器具をプレコートする必要がないため、時間の節約にもなります。」-再生医療プロセス開発グループシニア幹細胞研究員
ヒト多能性幹細胞(ES 細胞および iPS 細胞)は主要なインテグリン種としてα6β1 を発現するため、その結合パートナーであるラミニン-511 をコーティングした培養容器において、フィーダーフリー条件下で安定性を維持し、効率的に増殖させることができます。しかしながら、ラミニン-511 は分子量が大きくヘテロ三量体であるため、大量生産には適していません。関口清俊教授のグループ(Matrixome 社)は、インテグリン結合活性を完全に保持したまま、ラミニン-511 の組み換え E8 フラグメントを大量生産することにより、この問題を解決しました。
「ECMatrix 基質上で培養されたヒト ES 細胞は、高い細胞生存率と増殖を示し、複数回の継代後も分化することができました。また、この基質では培養器具をプレコートする必要がないため、時間の節約にもなります。」-再生医療プロセス開発グループシニア幹細胞研究員
ヒト多能性幹細胞(ES 細胞および iPS 細胞)は主要なインテグリン種としてα6β1 を発現するため、その結合パートナーであるラミニン-511 をコーティングした培養容器において、フィーダーフリー条件下で安定性を維持し、効率的に増殖させることができます。しかしながら、ラミニン-511 は分子量が大きくヘテロ三量体であるため、大量生産には適していません。関口清俊教授のグループ(Matrixome 社)は、インテグリン結合活性を完全に保持したまま、ラミニン-511 の組み換え E8 フラグメントを大量生産することにより、この問題を解決しました。
アプリケーション
フィーダーフリー多能性幹細胞培養用ゼノフリーラミニン-511 コーティング剤 350 μg (CHO-S 由来)
特徴および利点
ECMatrix-511 E8 ラミニン基質は、フィーダーフリー条件下で多能性幹細胞を培養する際に使用し、従来の方法にはない以下のような多くの利点があります:
- 動物成分不含有、 異種成分不含有(ゼノフリー)フォーマット:ロット間の一貫性があり、事前スクリーニングが不要
- プレートのプレコート不要:培地に添加するだけで細胞継代ができ、時間を節約
- ROCKi なしで単一細胞の継代をサポート:CRISPR 編集やクローン分離に最適
- 高い接着率と増殖率:実験までの時間を短縮
- 取り扱いが容易:細胞培養消耗品の冷却が不要
包装
350 μg (2 x 175 μg)
構成
2 X 175 μg ECMatrix-511 E8 ラミニン基質(PBS 中 0.5 mg/mL)。CHO-S 細胞で発現。
品質
- 純度(SDS-ページ): > 95%
- エンドトキシン試験:= 750 EU/mg
- マイコプラズマ検査:陰性
- 無菌性試験:陰性
- インテグリン結合アッセイ(kDa)=10 nM
調製ノート
多能性幹細胞の培養には、用途に応じて、プレコーティング法または非プレコーティング法のいずれかを用いることができます。
非プレコーティング方法:
1.Accutase を用いて細胞を小さな塊、または単一の細胞に切り離します。
2.新鮮な培地に ECMatrix-511 を最終濃度 0.25 μg/cm2 で加えます(例:6 ウェルプレートの 1 ウェルに 0.5 mg/mL のストック溶液を 5 uL 加える)。
3.細胞を ECMatrix-511/培地に添加し、希望する密度でプレー トします。
プレコーティング方法:
1.0.5 mg/mL ストック溶液を滅菌 PBS で希釈し、2.5 μg/mL 作業溶液とします。
2.ECMatrix-511 を0.25 μg/cm2 (例えば、6ウェルプレートの1ウェルに対して 2.5 μg/mL 作業溶液を1 mL 加える)でディッシュにコートします。
3.37 ℃ で 1 時間、室温で 3 時間、または 4 ℃ で一晩インキュベートします。
4.使用前に、コーティングした表面に残った液体を除去してください(すすぎ洗いはしないでください)。
5.Accutase を用いて細胞を小さな塊に切り離します。
6.細胞を希望の密度でプレートします。
注記:プレートを乾燥させないでください。使用前にチューブ内の液体を軽く遠心沈殿させ、凍結融解を繰り返さないようにします。
非プレコーティング方法:
1.Accutase を用いて細胞を小さな塊、または単一の細胞に切り離します。
2.新鮮な培地に ECMatrix-511 を最終濃度 0.25 μg/cm2 で加えます(例:6 ウェルプレートの 1 ウェルに 0.5 mg/mL のストック溶液を 5 uL 加える)。
3.細胞を ECMatrix-511/培地に添加し、希望する密度でプレー トします。
プレコーティング方法:
1.0.5 mg/mL ストック溶液を滅菌 PBS で希釈し、2.5 μg/mL 作業溶液とします。
2.ECMatrix-511 を0.25 μg/cm2 (例えば、6ウェルプレートの1ウェルに対して 2.5 μg/mL 作業溶液を1 mL 加える)でディッシュにコートします。
3.37 ℃ で 1 時間、室温で 3 時間、または 4 ℃ で一晩インキュベートします。
4.使用前に、コーティングした表面に残った液体を除去してください(すすぎ洗いはしないでください)。
5.Accutase を用いて細胞を小さな塊に切り離します。
6.細胞を希望の密度でプレートします。
注記:プレートを乾燥させないでください。使用前にチューブ内の液体を軽く遠心沈殿させ、凍結融解を繰り返さないようにします。
保管および安定性
ECMatrix-511 E8 ラミニン基質は 2 ~ 8 ℃ で保存してください。凍結融解の繰り返しは避け、遮光してください。
免責事項
メルクのカタログまたは製品に添付されたメルクのその他の文書に記載されていない場合、メルクの製品は研究用途のみを目的としているため、他のいかなる目的にも使用することはできません。このような目的としては、未承認の商業用途、in vitroの診断用途、ex vivoあるいはin vivoの治療用途、またはヒトあるいは動物へのあらゆる種類の消費あるいは適用などがありますが、これらに限定されません。
保管分類コード
12 - Non Combustible Liquids
適用法令
試験研究用途を考慮した関連法令を主に挙げております。化学物質以外については、一部の情報のみ提供しています。 製品を安全かつ合法的に使用することは、使用者の義務です。最新情報により修正される場合があります。WEBの反映には時間を要することがあるため、適宜SDSをご参照ください。
Jan Code
CC160-350UG:
試験成績書(COA)
製品のロット番号・バッチ番号を入力して、試験成績書(COA) を検索できます。ロット番号・バッチ番号は、製品ラベルに「Lot」または「Batch」に続いて記載されています。
資料
Read types of stem cells including multipotent stem cells, Pluripotent stem cells and iPSCs and their applications in basic stem cell research, stem cell therapy and disease modelling
ライフサイエンス、有機合成、材料科学、クロマトグラフィー、分析など、あらゆる分野の研究に経験のあるメンバーがおります。.
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