神経科学アプリケーション向けDuolink™ PLAテクノロジー
神経細胞は、身近な環境を感知して反応するダイナミックな存在です。そのため、タンパク質の相互作用とシグナル伝達の仕組みを理解することが神経科学研究の焦点であり、正常な経過と病的な経過を理解する上で重要です。脳とその構成要素の内部の働きを発見するには、強力な研究ツールが必要です。Duolink™近接ライゲーションアッセイ(Proximity Ligation Assay: PLA)テクノロジーを用いると、単一のタンパク質事象に相当するシグナルを増幅することにより、これらのタンパク質の相互作用、位置および量を可視化できます。このタンパク質検出技術により、研究者は過剰発現や遺伝子操作のない真の生物学的条件下でのタンパク質機能を可視化でき、神経科学の進歩に重要なリソースを提供します。
Duolink™によるマウス冠状組織の分析
- PLA凍結マウス脳切片はCAUD:尾状核被殻(線条体)、製品MT-FF-201-03で分析しました
- 脳を10%緩衝ホルマリンで一晩固定し、24~36時間かけて凍害を防止し、O.C.T.培地中でスナップ凍結し、30ミクロンの厚みで切り出しました。ヒトリン酸化MAPK pp44/p42をターゲットとするポリクローナルウサギ抗体およびDuolink™ IIを用いました
- 標準的な落射型蛍光顕微鏡で可視化しました
- すべての反応において、良好かつ明瞭なDuolink™染色が得られました
図1.マウス脳でのリン酸化-MAPK p44/p42のDuolink™蛍光検出
図2.マウス脳でのリン酸化-MAPK p44/p42のDuolink™明視野検出
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