Scorpions®プローブ
Scorpions®プローブは、qPCR用に設計された高感度、配列特異的、二重標識蛍光プローブ/プライマーハイブリッドです。
Scorpions®プローブの用途
- SNP検出
- 対立遺伝子の識別
- 病原体検出
- マルチプレックス
- ウイルス量の定量化
- 遺伝子発現解析
- 遺伝子コピー数の決定
- エンドポイントジェノタイピング
プローブとプライマーが単一分子に組み込まれているため、本品のプローブの反応は非常に速いです。蛍光シグナル発生に至る反応は即座に起こり、競合する副反応よりも先に起こります。このためScorpions®プローブは、他の従来の二分子メカニズムよりも短い反応時間で強力なシグナルが得られ、識別性に優れています。また、信頼性を高めたプローブの設計が可能になりました。
Scorpions®プローブの利点
- 特異性が高い
- 速いアンプリコン検出
- 優れたシグナル対ノイズ比
Locked Nucleic Acid 挿入のメリット
- 熱安定性とハイブリダイゼーション特異性の向上
- SNP検出と対立遺伝子識別での精度向上
- 難しい標的配列でも、より簡単で感度の高いプローブを設計できる
Uni-Probe Scorpions®プローブのメカニズム
Scorpions® Uni-Probeは、5'末端レポーターを持つヘアピンループ構造に保持された一本鎖二重標識蛍光プローブ配列とブロッカーを介してPCRプライマーの5'末端に直接結合した内部クエンチャーで構成されています。ブロッカーが、ポリメラーゼによるPCRプライマーの伸長を防ぎます。
qPCRの開始時にポリメラーゼがPCRプライマーを伸長させ、特定標的配列の相補鎖を合成します。次のサイクルでヘアピンループが解け、プローブのループ領域が新しく合成された標的配列に分子内でハイブリダイズします。こうなるとレポーターはクエンチャーに近づけず、蛍光を発します。qPCR装置が検出する蛍光シグナルは、標的DNAの量に正比例します。
製品の特長
- 収量:1、5、10 OD
- 精製:HPLC
- 鎖長:30~60塩基
- 品質管理:100% 質量分析
- 納品形態:遮光チューブ入り乾燥品
- 納品形態のカスタマイズが可能(濃度調整、特殊プレートなど)
メルクのプローブは、実験を簡素化する納品形態でお届けします。
保証収量 |
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*1 ODで2 nmolまたは32 µg、25 µL反応で200 nM(5.0 pmol/反応)を基準に算出しています。平均鎖長50塩基(uni-probe)を基準に算出しています。
以下のレポーターとクエンチャーの組み合わせをご利用いただけます。Scorpions®プローブには、HEG(ヘキシエチレングリコール)ブロッカーが含まれています。
Uni-Probe Labels |
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出荷予定 |
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*国際輸送や通関の遅れなどにより、納期が長くなることがあります。大量合成の場合、お客様のプロジェクト内容に応じて納期を決定します。
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