C3788

コンドロイチン硫酸B ナトリウム塩

from Porcine intestinal mucosa, ≥90%, lyophilized powder

• 別名: β-ヘパリン, デルマタン硫酸 ナトリウム塩
• CAS番号: 54328-33-5
• MDL番号: MFCD00151683
• UNSPSCコード: 12352201
• NACRES: NA.25

特性

• 由来生物: Porcine intestinal mucosa
• アッセイ: ≥90%
• 形状: lyophilized powder
• 不純物: ≤20% water (Karl Fischer)
• 色: white
• 溶解性: H₂O: 5 mg/mL, clear, colorless
• 微量陽イオン: Na: 7.0-11.5%
• 保管温度: 2-8°C

詳細

詳細

グルコサミノグリカン（GAG）であるコンドロイチンは、N-アセチルガラクトサミン（GalNAc）単位とグルクロン酸（GlcA）単位の繰り返しからなる多糖鎖です。GalNAc単位とGlcA単位の一方または両方が硫酸化される場合があります。コンドロイチンとその硫酸塩は、頻繁にたんぱく質と結合してプロテオグリカンを形成します。コンドロイチン硫酸B（デルマタン硫酸）は、デコリン、バイグリカン、バーシカンといったプロテオグリカンの成分です。コンドロイチン硫酸Bは、βペプチド(1-42)の細胞毒性研究に使用されます。

アプリケーション

コンドロイチン硫酸Bは、その生体分子受容体、細胞シグナル伝達の媒介物、および細胞結合分子としての役割の研究に使用できます。コンドロイチン硫酸Aおよびコンドロイチン硫酸Cの特性との比較に使用できます。コンドロイチン硫酸Bは、βペプチド(1-42)の細胞毒性研究に使用されます。

生物化学的／生理学的作用

硫酸コンドロイチン分子は、小さな球状構造に折り畳めないほど柔軟性に欠けた、負に帯電した大型の親水性分子であるため、多孔質水和ゲルを形成して組織を機械的に担持し、水溶性分子の迅速な拡散と細胞の移動を可能にします。

構成

コンドロイチン硫酸Bは、軟骨、皮膚、角膜、および臍帯に見られる酸性ムコ多糖です。N-アセチルガラクトサミンの炭素4が硫酸化されている、等モル量のN-アセチルガラクトサミン、L-イズロン酸、および硫酸残基の繰り返しで構成されます。

注意

この製品は2～8°Cで貯蔵してください。

調製ノート

この製品は100 mg/mLで水に溶けます。

その他情報

お客様の研究に適したメルクの広範な多糖類を包括的に理解していただくために、ぜひメルクの炭水化物カテゴリーページをご覧ください。

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, type N95 (US)